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2011.08.31

【全日本学生選手権・特集】女子63kg級・佐藤文香(至学館大)

 全日本学生選手権の女子63kg級は佐藤文香(至学館大3年=右写真)が優勝。階級を変えながら3年連続で学生チャンピオンに輝き、来年の4連覇に望みをつないだ。「勝たなきゃいけない、ということしか考えていなかった」と、試合をやっている時は3連覇の意識はなし。

 時間が経ってみると、「入学した時に『4連覇する』と決めていた。3連覇できたので、よかったです」とホッとした表情。昨年の59kg級から階級を変えたのは、チームメートの伊藤彩香との競合を避けるためで、自分の本来の階級は59kg級だという。それであっても、「負けるわけにはいかなかった」と気合を入れて臨んだ。

 決勝の相手の歌田圭純(東洋大)は長身でやりづらく、第1ピリオドはクリンチにもつれての辛勝。第2ピリオドにフォールを決めて快勝した。「いつものタックルが入れなかった。そんなにいい内容ではなかった」と不満は残るものの、勝ったからこその欲だろう。

■中学時代に全国3連覇のエリート選手、目指すは学生V4

 中学時代に全国3連覇を達成し、高校時代は北京五輪視察で3年生の時に出場していないが、出た大会は全国2連覇と、同世代間の闘いでは抜群の成績を残してきた。しかし全日本レベルの大会では、ある程度は勝っても頂点が遠かった。

 「ふだんからの体調、体重の管理をしっかりやらないと駄目ですね」と、原因のひとつはしっかりと認識している。しっかりと体重調整できるかが、日本一への道のようだ。「来年は4連覇を目指します。世界学生選手権があるようなので、そのチャンピオンも。最終的な目標は全日本チャンピオン。こちらの方は、今年12月に目指します」と言う。

 7月のゴールデンGP決勝大会で渡利璃穏(63kg級)と土性沙羅(67kg級=至学館高)が優勝し、世界ジュニア選手権で長沼美香(48kg級)、志土地希果(51kg級)、土性が優勝するなど、続々と世界に飛び立つ至学館の中で、2007年のアジア・カデット選手権以来、海外での優勝がない佐藤の存在感がやや薄れていたことは否めない。

 だが、まだ死んではいない。今回のV3を機に、日本代表を勝ち取って世界へはばたく日が期待される。







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