日本レスリング協会公式サイト
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2011.09.13

【世界選手権第1日】初日から運営の手際の悪さが続出

館内がうんざりするくらい長かった開会式

 【イスタンブール(トルコ)、文=樋口郁夫、撮影=矢吹建夫】五輪予選ということで、例年以上の出場選手が集まった今年の世界選手権。大会初日からスケジュールが大幅に遅れるなど、運営のお粗末さが目立った。

 試合開始は昨年の午後1時より遅い午後2時(初日のみ、開会式がある関係で1時半)。昨年は第1セッションと第2セッションの間が2時間もある日があったための措置と思われるが、選手数が多くなる大会だけに、これはまずかった。

 予定では準決勝までと敗者復活戦を午後6時半までに終わらせ、そこで開会式、午後7時30分からファイナルの予定だった。しかし、予定が大幅に遅れ、55kg級の長谷川恒平(福一漁業)が敗者復活戦の第2試合(あと1勝で五輪出場権獲得)のためにアリーナに出てきたのが7時30分近く。相手選手ともどもマットに上がり、握手をして、さあ決戦と思ったところで大会本部から「降りろ」との指示。

 開会式が始まったものの、1時間の予定が1時間半にわたってあいさつや踊りなどのパフォーマンスが演じられ、長谷川がマットに上がったのは、午後9時。同級の3位決定戦が始まったのは予定より2時間遅れの9時30分。

 決勝戦を開始するにあたっても、恒例のマット上での選手紹介はなく、いつ決勝がスタートしたのか分からないあわただしさの中で行われ、全試合終了は午後10時半だった。

 マットサイドでは、カメラマンの撮影エリアが決められておらず、警備の人間によって「ここでは撮るな」などの言うことがまちまち。日本の女性カメラマンは、足元に置いておいたカメラを警備員に持って行かれ、なかなか返してもらえないなどの仕打ちを受けた。

 日本の報道陣を代表して本HPの英文ページを執筆しているビル・メイ記者が国際レスリング連盟(FILA)のプレス委員会のチャバ・ヘゲダス委員長(ハンガリー)に抗議。開会式後には何とか収束に向かったが、報道陣の間からは、イスタンブールが2020年五輪の開催地に立候補していることにからみ、「こんな運営しかできない国でオリンピックが開催できるか」との声があがった。

 

 







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