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2011.09.16

世界選手権第5日…浜口京子(ジャパンビバレッジ)、湯元進一(自衛隊)とも五輪出場権獲得ならず

国別対抗得点優勝の日本・丸山秀二団長(中)。右は3位に入ったモンゴルの朝青龍・同国協会名誉会長

 来年のロンドン五輪の出場予選を兼ねた世界選手権第5日は9月16日、トルコ・イスタンブールで、女子67、72㎏級、男子フリースタイル55㎏級の3階級が行われ、五輪出場枠がかかった女子72㎏級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)、男子フリースタイル55㎏級の湯元進一(自衛隊)ともメダルに絡めず、ロンドン五輪の出場枠を獲得することができなかった。

 女子67㎏級の井上佳子(クリナップ)は準決勝でモンゴル選手に敗れた後、3位決定戦に勝って銅メダルを獲得した。

 女子72㎏級の浜口京子は、初戦のベネズエラ選手に勝って臨んだ2回戦で、昨年2位のオヘネワ・アクフォ(カナダ)に1-2で敗れた。アクフォが次の試合で負けたため、敗者復活戦もなく終了した。

 男子55㎏級の湯元進一は、初戦から順調に勝ち進んだが準々決勝のスコット・シモン(米国)の変則技を防げず0-2で敗れ、やはり敗者復活戦に回れなかった。

 女子はこの日で全日程が終了。「金3、銅2」の成績で、五輪出場権を3階級で獲得。国別対抗得点は52点を獲得し、33点のカナダを大きく引き離して2年連続17度目の優勝を遂げた。3位はモンゴル。

 各選手の成績は下記のとおり。


 ◎女子

 【67㎏級】井上佳子(クリナップ)   3位=14選手出場

1回戦 ○[2-0(2-0,2-0)]Sarah Jones(イギリス)
《試合経過》第1ピリオド開始早々、井上は右足への片足タックルで1点を先制。さらぶテークダウンを決めて40秒で2-0。そのままのスコアでこのピリオドを先制。第2ピリオドも開始早々に片足タックルで1点を取った井上は、中盤に相手を押し出して1点を加え、2-0とした。
2回戦 ○[2-1(1-0,0-1,1-0)]Nadya Sementsova(アゼルバイジャン)
《試合経過》第1ピリオド、0-0で試合が進み、1分30秒すぎに井上が片足タックル。テークダウンを取ったかに見えたが、立たれた0点。日本陣営のチャレンジで認められ1-0。第2ピリオド中盤、井上が右足へタックルへ行ったが、詰めが甘く逆に1失点。0-1で取られた。第3ピリオドは0-0で試合が進み、1分40秒に井上が片足タックルを仕掛けて貴重なテークダウン。1-0で勝った。
準決勝 ●[0-2(0-1=2:13,0-2)]Oyunsuren Banzragch(モンゴル)
《試合経過》第1ピリオドは井上が2度仕掛け、ともに惜しい体勢となったが決まらず。井上の攻撃となったクリンチは、逃げられて逆にバックを取られ、このピリオドを落とした。第2ピリオドは井上がタックルにいって伸ばされ、バックに回れること2度。0-2で敗れた
3位決定戦 ○[2-0(1-0,1-0)]Alina Makhynia(ウクライナ)
《試合経過》 第1ピリオド、序盤に両足タックルを決めて1点。その後、何度も投げをかけられるが、井上はこらえて1-0。第2ピリオドは0分27秒に正面タックルで1点。その後、何度も相手の飛行機投げをこらえて1点を守りきった。

【72kg級】浜口京子(ジャパンビバレッジ)   13位=31選手出場

1回戦 ○[2-0(1-0,2-1)]J Weffer Guanipa(ベネズエラ)
《試合経過》 1分半、タックルに入ってゆっくりとテークダウン。1分58秒に1点と認められた。第2ピリオド、ラッシュされて16秒に場外ポイントを許す。1分17秒、相手が不用意に入ってきたところをつぶしてバックを回って1点。最後にもバックポイントを追加して2-0とした。
2回戦 ●[1-2(1-2,1-0=2:02,0-1=2:05)]Ohenewa Akuffo(カナダ)
《試合経過》第1ピリオド、アクフォがタックルに来たところを潰して回り込んで1点。ラスト5秒を切ったところで場外ポイントを与えてしまって1-1L。チャレンジしたが覆らず1-2で落とす。第2ピリオドは、クリンチで取り返したが、第3ピリオドは、逆にアクフォに攻撃権が与えられてテークダウンを許してしまった。
※敗者復活戦へ回れず

◎男子フリースタイル

 【55kg級】湯元進一(自衛隊)     8位=45選手出場

1回戦 ○[2-0(1L-1,TF6-0=0:58)]Yuriy Ledenev(ウクライナ)
《試合経過》 第1ピリオド、1:09に投げを打たれてそのまま場外へ出されて1失点。その後、何度も左のタックルを試みるが切られてしまう。だが、ラスト5秒を切ったところでタックルを仕掛け、時間いっぱいでテークダウン。最初は認められなかったが、チャレンジの後1点をゲット。第2ピリオドは、序盤からタックルが決まって2度目のタックルからアンクルホールドで6-0とした。
2回戦 ○[2-1(0-3,6-1,3-1)]Ahmet Peker(トルコ)
《試合経過》 第1ピリオド、再三左タックルを試みるが得点ならずボールピックアップへ。青が出て湯元は攻撃権を得るがクラッチを切られてピリオドダウン。第2ピリオドは1分過ぎにバックポイントを許して先制されるが、1分35秒に持ち上げタックルで1点、そこからアンクルホールドで得点を重ねて6-0とした。第3ピリオドは、タックルで1点、ニアフォールで2点。最後にバックポイントは許したが3-1で勝った。
3回戦 ○[2-0(TF6-0=1:59,5-3)]Bayaraa Naranbaatar(モンゴル)
《試合経過》 第1ピリオド1分37秒に胴タックルから崩して2点。腕固めで2点。カウントが入って1点。一度戻して再度腕固めをきめて6-0。第2ピリオドは、場外ポイントで1点。中盤に投げが決まって3点。だが、処理が悪くバックポイントを奪われてローリングを受けて1+2失点。終了間際にモンゴルのチャレンジが入ったが認められず、5-3で勝った。
4回戦 ●[0-2(4-7,5-6)]Scott Simmon(米国)
《試合経過》 第1ピリオド、左タックルで1点。アンクルで2点を追加し、またもバックポイントで1点。4-0とリードしたが、その後、米国の反撃がはじまった。がぶって湯元を落とすと、そこから縦のがぶり返しで2点。さらに片手でチョークを決められ、湯元は完全に動きを封じられる。カウントなども入って4-7と逆転。第2ピリオドも、序盤にシモンが投げてきて3点を失うが、直後を抑えて2点。体勢を入れ替えられて2-4とされる。その後も互いに点数を取り合うが5-6で競り負けた。
 
※敗者復活戦へ回れず

 







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