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2011.09.18

世界選手権最終日…米満達弘(自衛隊)は銀メダル

福田富昭会長から表彰を受ける米満達弘

 男子フリースタイル、30年ぶりの世界チャンピオン誕生ならず-。来年のロンドン五輪の出場予選を兼ねた世界選手権最終日は9月18日、トルコ・イスタンブールで男子フリースタイル66、74、120㎏級が行われ、66㎏級の米満達弘(自衛隊)が決勝に進出したものの、2009年世界王者のメフディ・タガビー(イラン)に0-2で敗れ、銀メダルに終わった。

 2009年アジア選手権と昨年のアジア大会決勝でも対戦し1勝1敗の両者。第1ピリオドは米満が1分30秒すぎに仕掛けたが、がぶられアンクルピックで痛恨の1失点。第2ピリオドは0-0のあとクリンチの防御となり、テークダウンを奪われた。

 米満は1、2回戦を勝ったあと、3回戦で昨年3位、2年連続欧州王者のヤブライル・ハサノフ(アゼルバイジャン)を撃破。準決勝で欧州2位のレオニド・バザン(ブルガリア)を下して波に乗ったが、最後にアジアのライバルに敗れた。

 120㎏級の荒木田進謙(専大クラブ)は初戦でインドの選手に勝利したが、2回戦でグルジア選手に敗れ、敗者復活戦もなかった。男子74㎏級で初出場の高橋龍太(自衛隊)は、初戦でキューバの選手に敗れ、敗者復活にも回れずに試合を終えた。

 男子フリースタイルは全日程を終了し、「銀1・銅1」を獲得。1スタイルで2個のメダルを取ったのは1987年以来で、国別対抗得点は7位に入賞。来年のワールドカップの出場権を手にした。

 各選手の成績は下記のとおり。
 

 

 ◎男子フリースタイル

 【66㎏級】米満達弘(自衛隊)     2位=46選手出場

1回戦 BYE
2回戦 ○[2-0(2-0,2L-2)]Batzorig Buyanjav(モンゴル)
《試合経過》第1ピリオド、タックルとバックポイントで2点を奪う。第2ピリオド、タックルに行ったところを返されたが、さらに相手を押さえ込んで2L-2とし、そのまま試合終了。
3回戦 ○[2-0(4-0,2-1)]Adam Sobieraj(ポーランド)
《試合経過》第1ピリオドは、米満がタックルに入ったところを相手が返したが、米満の3点がスコアに反映される。ポーランド陣営はチャレンジするが失敗し、4-0。第2ピリオドは、1点を取られた後、タックル2回で2-1とした。
4回戦 ○[2-0(5-4,1-0)]Jabrayil Hasanov(アゼルバイジャン)
《試合経過》序盤から果敢にタックルを仕掛ける米満はタックル返しを受けるものの、そのまま乗って2-2。これを2度行い、2度目は日本陣営のチャレンジが認められて、スコアは4-4。ラスト3秒でタックルを決めて5-4。第2ピリオドは押され気味だったが、中盤にタックルを決めて貴重な1点をもぎ取った。
準決勝 ○[2-0(2-0,4-2)]Leonid Bazan(ブルガリア)
《試合経過》 第1ピリオド30秒にくぐりタックルを決めて1点。その後両足タックルを決めて2-0とした。第2ピリオドは、タックルを4回決めて4-0。終盤、2度場外に出されたが4-2で決勝進出を決めた。
決 勝 ●[0-2(0-1,0-3=2:05)]Mehdi Taghavi(イラン)
《試合経過》第1ピリオド、タガビーは米満のタックルを警戒して完全にディフェンスに徹した動き。1分半過ぎ、タックルをがぶられてからアンクルピックで外に出されて1失点。ラスト5秒で米満は相手の足をつかむが時間切れ。第2ピリオドも仕掛けるのは米満だが、タガビーの守りを崩せず2分が終了。ボールピックアップは青に出て、防御に回った米満はテークダウンを奪われて試合終了。
 
※五輪出場権獲得
 

【74kg級】高橋龍太(自衛隊)      27位45選手出場

1回戦  BYE
2回戦 ●[1-2(2B-2,0-2,0-1)]Yunierki Mora(キューバ)
《試合経過》 第1ピリオドの序盤に高橋がタックルからニアフォールで2点を先制。その後、タックルと場外ポイントで同点に追いつかれるが、ビッグポイントの差で高橋がピリオドをゲット。第2ピリオドは、タックルと場外ポイントで0-2。第3ピリオドは組み合ったところで、くぐりタックルを受けて痛恨の1失点を喫した。
 
※敗者復活戦へ回れず
 

 【120kg級】荒木田進謙(専大クラブ)     16位=31選手出場

1回戦 ○[2-0(4-0,1-0)]Tomar Rajeev(インド)
《試合経過》 第1ピリオド、相手が投げを打ってきたところをすくい投げで3点、押さえ込んでカウント1点として4-0とリードする。第2ピリオドは、終盤に相手が場外に出そうとしたところを回り込んでバックポイントをゲット。ストレートで勝利した。
2回戦 ●[0-2(0-1,TF0-7=2:00)]Davit Modzmanashvili(グルジア)
《試合経過》 第1ピリオド35秒、タックルを受けて0-1で落とす。第2ピリオドは、前半にまたもタックルを受け、ローリングでまわされて3点を失う。さらにタックルでテークダウンを奪われて、またさきでニアフォールで追い込まれてそのまま終了となった。
 
※敗者復活戦へ回れず

 







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