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2012.04.01

【五輪アジア予選最終日】斎川哲克と浜口京子が出場枠獲得、決勝はともに敗れる

【上】五輪代表を決め、涙ぐむ斎川哲克。【下】浜口京子は満面の笑み

 【アスタナ(カザフスタン)】ロンドン五輪のアジア予選最終日は4月1日、カザフスタン・アスタナで男子グレコローマン2階級と女子4階級が行われ、男子グレコローマン96kg級の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)と女子72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)が五輪出場枠を獲得した。

 日本協会の定めた規定により、斎川は五輪の日本代表に決定。浜口は、女子強化委員会は出場枠を獲得した場合は五輪代表に推薦することを決めており、次回理事会にて正式決定される予定4月7日の役員会にて決定される予定。なお、決勝はともに敗れて銀メダルに終わった。

 斎川は初戦で2010年アジア大会3位の安昌建(韓国)、2回戦で2009年アジア選手権2位のマルグラン・アセンベコフ(カザフスタン)に連勝。準決勝でアザマト・エルキンバエフ(キルギス)を破って決勝進出を決め、上位2選手に与えられる五輪出場枠を獲得した。

 決勝は2007年世界選手権3位のガセム・ゴラムレザ・レザエイ(イラン)に0-2で敗れた。

 浜口は1回戦で昨年の世界選手権代表の韓国選手にフォール勝ち。出場枠獲得をかけた準決勝は、67kg級から上がってきたアイムガル・アラムラトバ(ウズベキスタン)をわずか26秒でフォールし、3度連続の五輪代表を決めた。

 決勝は2008年北京五輪優勝の王嬌(中国)に0-2で敗れた。

 男子グレコローマン120kg級の新庄寛和(自衛隊)は初戦で2010年アジア大会3位のイラク選手に黒星。敗者復活戦に回れなかった。

 この日で全日程が終了。男子はフリースタイル2階級、グレコローマン4階級で出場枠を獲得。残る階級はフリースタイルの84・96・120kg級、グレコローマンの74・84・120kg級の6階級となった。女子は過去2度の五輪と同じく全4階級で五輪へ出場することが実質的に決まった。

 各選手の成績は下記の通り。


 ◎男子グレコローマン

 【96kg級】斎川哲克(両毛ヤクルト販売)    2位=10選手出場

1回戦 ○[2-0(2-0,3-0)]An Chang Gun(韓国)

 《試合経過》第1、2ピリオドともスタンド戦は0-0。先にグラウンド攻撃となった斎川はローリングを決めて2-0。第2ピリオドは斎川が相手のローリングに乗り2点。相手陣営がチャレンジし、ジャッジとチェアマンは韓国にポイントを挙げたが、ジュリーが斎川に2点を挙げ、チャレンジ失敗の1点を加えて3-0で勝った。

2回戦 ○[2-0(2-0,2-0)]Maruglan Assembekov(カザフスタン)

 《試合経過》第1、2ピリオドともスタンド戦は0-0。斎川は第1ピリオドのグラウンドの防御でスイッチを切って上になり1点。そのまま30秒経過して2-0。第2ピリオドは斎川がローリングを決めた。

準決勝 ○[2-0(4-0,5-1)]Azamat Erkimbaev(キルギス)

 《試合経過》第1ピリオド、相手が組み合ってそり投げ。斎川はうまく乗って2点。その後、2度場外に出して4-0。第2ピリオド、斎川の投げの失敗がリスクと認められずに1失点。このあと、組まれたところを投げて3-1と逆転。1分18秒に相手を押し出して1点。その後、相手にシングレットを執拗につかむ反則があって斎川に1点が入り、5-1とした。

決勝 ●[0-2(0-1,0-1)]Ghasem Gholamreza Rezaei(イラン)

 《試合経過》第1ピリオドの中盤、斎川が押し出されて1失点。第2ピリオドは0-0のあと、斎川がグラウンドで攻めたが、決まらずに0-1。


 【120kg級】新庄寛和(自衛隊)     8位=9選手出場

1回戦  BYE

2回戦 ●[1-2(0-1,1-0,0-1)]Ali Nadhim Salman Salman(イラク)

 《試合経過》第1~3ピリオドともスタンド戦は0-0。グラウンドを守ってピリオドスコア1-1のあと、第3ピリオドはレフェリーがチョイスして新庄の攻撃。必死のローリングも実らず30秒が経過した。


 ◎女子

 【72kg級】浜口京子(ジャパンビバレッジ)     2位=7選手出場

1回戦 ○[フォール、1P1:57(F3-0)]Kang Han Bit(韓国)

 《試合経過》突破口が見いだせない浜口。1分30秒ころにがぶられて一瞬動きが止まったが、飛行機投げのようにしてテークダウンを奪い、そのままフォールを奪った。

準決勝 ○[フォール、1P0:26(F3-0)]Ayimgul Allamuratova (ウズベキスタン)

 《試合経過》腰が引けている相手を浜口は開始早々に押し倒し、そのままフォールへ。、

決勝 ●[0-2(2-5,4-6)]Wang Jiao(王嬌=中国)

 《試合経過》第1ピリオドの31秒、浜口はタックルを受けたが、カウンターで乗り2点を獲得。しかし1分30秒、バックへ回られ、ローリング2回転を決められ2-5とされた。第2ピリオドも1分17秒にバックを取られローリング。浜口も乗って押さえこんだが、スコアは2-5へ。日本陣営はチャレンジしたが、4-6と変更されただけでリードされていることは変わらず。そのままのスコアで終了。

 







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