地元の清水早伸（自衛隊）が初優勝、少年は沖縄が３階級制覇…ぎふ清流国体・第２日

　成年の部では、地元の岐阜から成年55kg級の清水早伸（自衛隊）が、決勝で全日本選抜選手権２位で学生王者の田野倉翔太（日体大）に第１ピリオド、フォールされかけるなどピンチを迎えたが、第２、３ピリオドを奪い返して２－１で優勝。自身初のビックタイトルを手に入れ、地元Ｖへ弾みをつけた。

 

　選手宣誓を務め、地元のエースとして臨んだ66kg級の成瀬一彦（恵那特別支援学校）は、接戦をものにして決勝へ進出したが、大学の後輩で全日本選抜チャンピオンの音泉秀幸（日体大）に１－２と逆転負け。だが準優勝で、県別対抗戦への得点はしっかり稼いだ。

 

 　大会３連覇中だった84kg級の天野雅之（中大職）は、決勝で74kg級から階級をアップして現役続行を決意した鶴巻宰（自衛隊）と激突。第１、２ピリオドは互いに譲らずグラウンドを守り切ったが、第３ピリオドで天野が反則を犯して決着。４連覇を逃した。

 

　少年の部は、春の全国高校選抜で団体優勝を果たした沖縄が浦添工で構成されたメンバーで臨み、66kg級の屋比久翔平、84kg級の与那覇竜太、96kg級の宮國雄太の３選手が優勝。与那覇は昨年から同世代に負けなしで今シーズンも圧倒的な強さで高校３冠王（全国高校選抜、インターハイ、国体）となった。

 

　“ロンドン五輪金メダリスト”米満達弘（自衛隊）の母校である韮崎工からは、ともに春の全国高校選抜王者の小柳和也（50kg級）と文田健一郎（55kg級）が優勝。文田は２連覇した。

 

　グレコローマンを終えて、総合得点は、少年成年ともにバランスよく得点した兵庫県が46.5点でトップ。優勝を狙う岐阜は、成年で優勝１人、準優勝１人を出して総合４位で折り返した。

 

　各階級の成績は下記の通り。大会第３日からは男子フリースタイルが行われる。

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《グレコローマン　一覧表・トーナメント表》＝一覧表は後日アップ

成　年	一覧表	－	55kg級	60kg級	66kg級	74kg級	84kg級	96kg級	120kg級
少　年	一覧表	50kg級	55kg級	60kg級	66kg級	74kg級	84kg級	96kg級	120kg級

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