日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2013.09.22

斎川哲克(両毛ヤクルト販売)が5位、倉本一真(自衛隊)は7位…世界選手権第6日

 【ブダペスト(ハンガリー)】 世界選手権第6日は9月21日、ハンガリー・ブダペストで男子グレコローマン3階級が行われ、96kg級の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)が3位決定戦に進んだものの、ロンドン・オリンピック代表のシャルバ・ガダバーゼ(アゼルバイジャン)に敗れ、5位に終わった。

 メダルは逃したが、日本のグレコローマン96kg級では2007年の加藤賢三に続いての5位入賞。

 斎川は1回戦で2012年アジア選手権2位の中国選手、2回戦でウズベキスタン、3回戦で韓国と、3試合連続でアジアの選手に勝利。4回戦で今年のユニバーシアード優勝のニキタ・メルニコフ(ロシア)に4-6で敗れたあと、敗者復活戦でフィンランド選手を破って3位決定戦へ進んだ。

 60kg級の倉本一真(自衛隊)は、初戦でロンドン・オリンピック銀メダルのレバシュ・ラシュキ(グルジア)に警告勝ちする幸先いいスタート。2回戦でイラン選手を破り、3回戦で2年連続パンアメリカン王者のキューバ選手を破った。

 しかし、4回戦でユニバーシアード優勝のイバン・クイラコフ(ロシア)、敗者復活戦でアジア選手権優勝のエルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)に、いずれもテクニカルフォールで敗れ、3位決定戦に進むことはできず、7位に終わった。

 84kg級の岡太一(自衛隊)は初戦に勝ったあと、2回戦でスウェーデン選手に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


 ◎男子グレコローマン

  【60kg級 倉本一真(自衛隊)    7位=39選手出場

敗復戦 ●[Tフォール、1:50(8-0)]Elmurat Tasmuradov(ウズベキスタン)
 《試合経過》開始1分、倉本はそり投げを受け、ローリングで2失点。タックルで攻めたところを首投げで返され、0-8とされた。

4回戦 ●[Tフォール、1:09(0-9)]Ivan Kuylakov(ロシア)
 《試合経過》テークダウンを奪われた倉本は、ローリングで回されて0-4。もう一度返され、5秒ルールで1点を加えられ、さらに回されて0-9とされた(注=0-7の段階で終了と思われるが、公式記録は0-9)。

3回戦 ○[Tフォール、2:20(12-3)]Ismael Borrero Molina(キューバ)
 《試合経過》倉本が胴タックルで先制。ローリングで2点を取ったが、再度のローリングは返されて2点を失い、さらにローリングで1失点。倉本が体を預けて2点を取り、ローリングで1点とめまぐるしくポイントが動いて7-3。続いてリフトを狙った倉本は低い軌道で転がして2点。再度のリフト狙いは、相手が脚を使って防いでコーションを取られ、倉本に2点。相手のチャレンジは却下され、1点を加えて12-3へ。

2回戦 ○[Tフォール、1:36(10-2)]Mohammad Naser Nourbakhsh(イラン)
 《試合経過》倉本が一本背負いで3点を取り、さらに一本背負い。これは1点で4-0。タックルは自滅的にバックを取られて2点を失ったが、相手のローりングに乗って形勢逆転。ローリング2回転で10-2とした。

1回戦 ○[警告、4:07(5-0)]Revaz Lashkhi(グルジア)
 《試合経過》倉本はパッシブを受け、さらにコーションでパーテールポジションをしいられる。これは立ち上がって防御。相手にパッシブがいったあと、第1ピリオド終了。第2ピリオド、相手にコーションが課せられ、倉本のパーテールポジションでの攻撃。相手は倉本の足首をつかんで防御し、コーションを課せられる。もう一度リフトを狙う倉本に対し、再度足首をつかむ反則でコーション。3度目のコーションとなり、チャレンジは通らずに倉本の手が上がった。

--------------------------------

 【84kg級】岡太一(自衛隊)    16位=34選手出場

2回戦 ●[0-1]Fisnik Zahiti(スウェーデン)
 《試合経過》岡がパッシブを取られたあと、1分30秒に最初のコーション。パーテールポジションはこらえる。相手にパッシブを与えたが、第1ピリオドは0-0。第2ピリオド、岡が2度目のコーションを受けて1失点。パーテールポジションはこらえる。4分26秒に相手にコーションが課せられ、岡はスタンドポジションを選択。しかし、1点をばん回することができず、タイムアップとなった。

1回戦 ○[3-0]Jure Kuhar(スロベニア)
 《試合経過》開始1分ころ、岡は腕を取ってぶら下がりの一本背負いで3点を獲得。その後、一進一退でお互いにポイントはなく、3-0で勝った。

--------------------------------

 【96kg級】斎川哲克(両毛ヤクルト販売)    5位=37選手出場

3決戦 ●[1-2]Shalva Gadabadze(アゼルバイジャン)
 《試合経過》右腕をしつこく取られた斎川が一本背負いのようにして投げられ、微妙な判定で1失点。パッシブ、さらにコーションを受け、パーテールポジションからローリングを受けて0-2。第2ピリオドは相手にパッシブ、さらに3分44秒にコーションを与え、スタンドを選択して攻撃の手をゆるめない。5分28秒、2度目のコーションを与えて1点を返したが、残り32秒で追いつくことができなかった。

敗復戦 ○[1-0]Timo Antero Kallio(フィンランド)
 《試合経過》相手にパッシブ、さらにコーションが与えられたが、斎川がスタンドを選択し、ポイントはなし。第2ピリオド、斎川がコーションを取られ、パーテールポジションの防御は守る。4分30秒、相手に2度目のコーションが課せられ、斎川が1-0。このあと激しい押し合い、差し合いが続き、1-0で振り切った。

4回戦 ●[4-6]Nikita Melnikov(ロシア)
 《試合経過》斎川がパッシブに続いてコーションを受け、パーテールポジションからリフトを受けて3失点。立ち上がったところを場外に出されて0-4。第2ピリオド、小手投げ気味に投げられてバックを取られ2失点。その後、斎川が追い上げ、2点を2度取ったが、4-6で終了。

3回戦 ○[4-1]Lim Jiyoung(韓国)
 《試合経過》相手がパッシブ、続いてコーションと取られ、パーテールポジションで攻めた斎川。ローリング2回転で4-0。第2ピリオド、斎川がパッシブ、コーションと取られたが、相手はスタンドを選択。終了間際、斎川は場外へ出てしまい、1ポイント・コーションを取られた。しかし残り5秒をしのぎ、4-1で試合終了。

2回戦 ○[Tフォール、1:43(8-0)]Sukhrab Fattoev(ウズベキスタン)
 《試合経過》斎川が攻勢をとり、相手にパッシブ、続いてコーション。斎川はスタンドを選択。飛びこむ相手をかわしてバックを取り、ローリング3回転で8-0とした。

1回戦 ○[Tフォール、1:37(7-0)]Di Xiao(中国)
 《試合経過》斎川は投げ技を決めて3点を先取。胴タックル、ローリングで7-0として快勝。


 







JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

サイト内検索


【報道】取材申請について
-------------

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。


アスリートの盗撮、写真・動画の悪用、悪質なSNSの投稿は卑劣な行為です。
BIG、totoのご購入はこちら

SPORTS PHARMACIST

JADA HOMEPAGE

フェアプレイで日本を元気に