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2014.08.01

【全国少年少女選手権・特集】父の意志を受けついで郡山クラブを守ります!…石尾雅美さん

(文・撮影=増渕由気子)

 近年、女性レフェリー育成に力を入れている全国少年少女連盟。第31回を迎えた全国少年少女選手権大会にも多くの女性レフェリーが活躍した。その中に、クラブの監督と審判を兼務して試合に臨んだレフェリーがいる。郡山クラブ代表の石尾雅美さん(旧姓石田)だ。

 石尾さんの父・石田博基さんは、全国少年少女連盟の創立以来、理事としてキッズ・レスリングの普及・発展のために尽力した功労者。1994年には郡山市で全国大会を開催している。

 石尾さんは父の設立した郡山クラブから東京・安部学院高時代までレスリングを続けた競技経験者。同高の成富監督は「小原(坂本)日登美ともいい勝負をする選手だった」と振り返り、センスある選手だった。

 この春、博基さんが亡くなり、そのあとを継いでクラブの代表に就任した。石尾さんは「父が作ってきたものなので、クラブに通う子供たちが頑張る限り、続けていきたいという家族の意向でした」と、後を継いだ経緯を説明する。

 しかし悩みもある。「福島県の会津地方はレスリングが盛んになってきているのですが、郡山には、ここしかクラブがありません。新幹線の駅があって、一番立地がいいところなのに、市内にレスリング部がある高校がないので、みんな辞めてしまうのです」と、少し寂しそう話す。今後、同市の高校にレスリング部ができ、キッズから高校までのレスリング教育ができる環境が整うことを希望していた。

 審判については、「今後も続けていきたい」と即答。女子レフェリーの育成に力を入れる同連盟は、この秋に女性審判による合宿を東京・味の素トレーニングセンターで予定しており、石尾さんも対象者の一人だ。

 だが、「参加する方向で考えていますが、2泊の日程だと子供もいますので…」と複雑な心境を吐露する。石尾さんが子供の頃は、キッズの合同合宿の日程で、保護者にルール講習会やテーピング講習会などが同時に行われていたという。「子供の大会や合宿と同日程で審判講習会が行われると、参加しやすいですね」と話した。


 







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