日本レスリング協会公式サイト
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2014.08.25

8・26~27全日本学生選手権・展望(男子フリースタイル)…57、74kg級で1年生王者が誕生するか

1年生王者なるか、55kg級・樋口黎(日体大)

 2014年の文部科学大臣杯全日本学生選手権は、8月26日(火)~29日(金)、岐阜・岐阜市の岐阜メモリアルセンターで行われる。今年1月に階級区分が変更されたことに伴い、シードなしで抽選が行われ、初戦から強豪が激突したり、同じブロックに強豪が集まった階級も出てきた。

 各スタイルの見どころを探った。《男子グレコローマン》 / 《女子》=26日にアップ予定

 (注)選手の実績のうち、全日本大学選手権、全日本大学グレコローマン選手権、国体、全日本選手権、西日本学生選手権、秋季新人選手権は、すべて昨年の大会。春季・秋季新人選手権は、すべて東日本学生の新人選手権。


《大会要項》《インターネット生中継サイト》


 《大会日程》
8月26日(火) 開会式、男子フリースタイル
   27日(水) 男子フリースタイル、表彰式
   28日(木) 男子グレコローマン
   29日(金) 男子グレコローマン、女子、表彰式・閉会式

男子フリースタイル組み合わせ 57kg 61kg 65kg 70kg 74kg 86kg 97kg 125kg

 ◎男子フリースタイル

 【57kg級】

 6月の全日本選抜選手権王者の高橋侑希(山梨学院大)は世界選手権へ向けての調整で不参加。5月の東日本学生リーグ戦で高橋と好勝負を演じた昨年のアジア・ジュニア選手権55kg級優勝の山崎達哉(日体大)、同リーグ戦で1年生ながら大活躍した昨年の高校四冠王者の樋口黎(日体大)、全日本大学選手権2位の西山凌代(拓大)らが優勝を争う。

 樋口は初戦で小柳和也(山梨学院大)と対戦。昨年のインターハイ決勝と今年の春季新人選手権決勝と同じ組み合わせで、勝者が一気に1年生王者に駆け上がる可能性もある。

 大城一晟(国士舘大=JOC杯ジュニア55kg級優勝)、津田孝司郎(中京学院大=西日本学生選手権55kg級優勝)らが優勝争いに加われるか。

 この6選手は同ブロック。反対ブロックから決勝に出てくるのは、中村倫也(専大=昨年JOC杯ジュニア55kg級優勝)、東日本学生リーグ戦で山梨学院大の連覇の一翼をになった朝比奈健人(山梨学院大)らが有力。


 【61kg級】

 連覇を目指すべく鴨居正和(山梨学院大)は世界選手権へ向けての調整で不参加。全日本選手権60kg級2位の川瀬克祥(日体大)、2年連続JOC杯ジュニア60kg級を制している中田陽(日体大)の同門が優勝を争うか。

 この2人は同じブロック。反対のブロックからは、有元伸吾(近大=全日本大学選手権60kg級2位)、阿部宏隆(国士舘大=全日本選抜選手権3位)、坂本侑之(拓大=アジア・ジュニア選手権3位の)らが決勝進出を争う。


 【65kg級】

 6月の全日本選抜選手権2位の高谷大地(拓大)は世界選手権への調整のため不参加。国体60kg級を制した池田智(日大)が頭一つ抜け出しているか。組み合わせ的にも、決勝進出が予想される。

 反対のブロックでは、昨年66kg級3位の新川武弥(日大)、昨年の春季新人選手権66kg級優勝の竹本裕哉(日体大)、今年の春季新人選手権優勝の紺野孝太(日大)らが争う。


 【70kg級】

 昨年の秋季新人選手権74kg級両スタイル優勝の中村百次郎(日体大)が一歩リードか。昨年の世界ジュニア選手権66kg級5位の多胡島伸佳(早大)は6月の春季新人選手権優勝で優勝。勢いがついているか。お互いに勝ち上がれば準々決勝で対戦。

 1年生王者を目指すアジア・ジュニア選手権74kg級2位の木下貴輪(山梨学院大)は、3回戦で昨年のアジア・ジュニア選手権74kg級代表の小山内光将(日大)と対戦する組み合わせ。全日本大学選手権74kg級3位の松田健吾(青山学院大)も上位を狙う実力を持つ。


 【74kg級】

 全日本選抜選手権2位の嶋田大育(国士舘大)が86kg級へ出場することもあり、1年生が上位を占める可能性がある階級。

 JOC杯ジュニア74kg級を制した浅井翼(拓大)、東日本学生リーグ戦で国士舘大の躍進を支えた奥井眞生(国士舘大)、春季新人選手権を制した武田光司(専大)という昨年の高校レスリング界を熱く燃やした選手が出場する。勝ち上がれば、奥井と武田が準々決勝で対戦する組み合わせで、浅井は反対ブロック。

 東日本学生リーグ戦5戦全勝で専大を支える木村政貴(専大)、国体3位の椿和浩(九州共立大)、昨年の春季新人選手権3位の山下俊介(国士舘大)らが1年生王者誕生を阻止できるか。


 【86kg級】

 2012年の74kg級学生二冠王者で6月の全日本選抜選手権同級2位の嶋田大育(国士舘大)が、この階級に出場。初戦で昨年の84kg級2位の亀山晃寛(山梨学院大)と対戦する。勝者が優勝という可能性は十分。

 昨年84kg級3位の桜庭正義(日体大)と昨年春秋の新人選手権84・96kg級を制した与那覇竜太(専大)も初戦激突。JOC杯ジュニア84kg級を制した松坂誠應(日体大)は春季新人選手権も制して上り調子。いずれかの選手が嶋田か亀山の決勝進出を阻むか。

 反対のブロックでは、昨年春秋の新人選手権74・84kg級を制した村山貴裕(大東大)がリードか。JOC杯では与那覇を破って2位となっている。全日本選抜選手権4位入賞の1年生、白井勝太(日大)がどこまで上位へ食い込めるか。


 【97kg級】

 昨年の96kg級の上位4選手が残っている階級。王者で全日本大学選手権も制している山本康稀(日大)に、2位の志喜屋正明(国士舘大)、3位の笹川久志(日体大)鈴木勝一(東洋大)がどう挑むか。

 JOC杯ジュニア96kg級優勝の吉川裕介(山梨学院大)は、6月のアジア・ジュニア選手権で2年連続3位の成績を残し、発展途上中。春季新人選手権優勝の宮國雄太(国士舘大)、全日本大学選手権2位の藤山徳馬(明大)らが上位に食い込めるか。


 【125kg級】

 昨年の学生二冠王者のオレッグ・ボルチン(山梨学院大)の優位は動くまい。全日本大学選手権2位の前川勝利(早大)は、ボルチンと準々決勝で対戦する組み合わせ。メダルを手にするためにはここを勝ち抜かねばならない。全日本選抜選手権4位の松本徹也(日本文理大)も同じブロックで、ボルチンとは2回戦で対戦する。

 反対のブロックでは、昨年のJOC杯ジュニア120kg級優勝の池田雄人(近大)が頭ひとつリードか。


 







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