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2014.08.29

奥井眞生(国士舘大)が大会史上2人目の1年生両スタイル優勝…全日本学生選手権最終日(男子グレコローマン・女子)

決勝の終了間際、死力を振り絞ってローリングを狙う奥井眞生(国士舘大)

 全日本学生選手権最終日は8月29日、岐阜・岐阜メモリアルセンターで男子グレコローマンと女子が行われ、男子グレコローマン80kg級で、フリースタイル74kg級を制した奥井眞生(国士舘大)が優勝。1年生で両スタイル制覇の快挙を達成した。

 1年生で両スタイルを勝ったのは、1982年の小林孝至(日大=48kg級)以来、32年ぶり2人目の快挙。

 98kg級でも奈良勇太(日体大)が勝ち、1年生王者に輝いた。男子フリースタイルの奥井に続き、1年生王者は大会史上23、24人目。

 激戦の59kg級は、4月のアジア選手権2位の太田忍(日体大)が準決勝で一昨年と昨年の覇者・松澤力也(日体大)を破り、決勝でJOC杯ジュニア60kg級優勝の文田健一郎(日体大)を破って優勝。日体大は66、71kg級でも勝って4階級を制覇した。他に、専大、神奈川大、早大が勝った。

 女子は48kg級の入江ゆき(九州共立大)が勝ち、女子で大会史上3人目となる4年連続優勝を達成。準決勝では世界ジュニア選手権優勝の宮原優(東洋大)にラスト1秒で逆転勝ちした。53kg級は妹の入江ななみ(九州共立大)が勝ち、大会史上初の姉妹優勝を達成。

 58kg級は川井梨紗子、63kg級は栄希和(ともに至学館大)が優勝。川井の父・川井孝人さんは1989年に、栄の父の栄和人・現日本協会強化委員長は1981・82年にそれぞれこの大会のグレコローマンで優勝しており、父娘優勝を達成した。父と娘の優勝は、これまで吉田栄勝(グレコローマン)・沙保里、菅原弥三郎(両スタイル)・美々が達成しており、大会史上3、4人目。

 至学館大は55kg級の菅原ひかりと69kg級の吉井瑞江も勝ち4階級制覇。日大が2階級を制した。

 最優秀選手に授与される文部科学大臣杯は、男子フリースタイル86kg級を制した嶋田大育(国士舘大)が受賞。優秀選手賞は、男子フリースタイルが山本康稀(日大=97kg級)、男子グレコローマンは前川勝利(早大=130kg級)、女子は入江ゆきが、それぞれ受賞した。

 各階級の成績は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)

男子グレコローマンと女子の優勝選手(前列左~後列右へかけて階級順)

《一覧表・トーナメント表》

男子グレコローマン 一覧表 59kg 66kg 71kg 75kg 80kg 85kg 98kg 130kg
 女   子  一覧表 48kg 53kg 55kg 58kg 60kg 63kg 69kg 75kg

 

※女子75kg級は阿部梨乃(日大)1選手のみのエントリーにつき、省略


 ◎男子グレコローマン

 【59kg級】=75選手

 ▼決勝
太田忍(日体大)○[Tフォール、2:15=12-4]●文田健一郎(日体大)

 ▼準決勝
文田健一郎(日体大)○[Tフォール、2:24=10-1]●藤田侑志(日体大)
太田忍(日体大)○[Tフォール、2:44=10-1]●松澤力也(日体大)

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  【66kg級】=55選手

 ▼決勝
宮城辰司(日体大)○[12-8]●中村尚弥(日体大)

 ▼準決勝
中村尚弥(日体大)○[8-4]●雨宮隆二(山梨学院大)
宮城辰司(日体大)○[Tフォール、2:45=10-1]●堀後雄太(拓大)

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  【71kg級】=40選手

 ▼決勝
屋比久翔平(日体大)○[5-4]●湯田敬太(拓大)

 ▼準決勝
湯田敬太(拓大)○[10-6]●菅原翔太(福岡大)
屋比久翔平(日体大)○[7-0]●濱口祐志(九州共立大)

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  【75kg級】=38選手

 ▼決勝
阪部創(神奈川大)○[Tフォール、2:04=8-0]●花山尚生(福岡大)

 ▼準決勝
花山尚生(福岡大)○[Tフォール、3:48=9-1]●宇野寿倫(日体大)
阪部創(神奈川大)○[Tフォール、1:28=9-0]●近藤雅貴(専大)

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  【80kg級】=23選手

 ▼決勝
奥井眞生(国士舘大)○[7-6]●塩川貫太(日体大)

 ▼準決勝
塩川貫太(日体大)○[5-4]●菊本涼馬(国士舘大)
奥井眞生(国士舘大)○[フォール、1:46=4-0]●前田祐也(拓大)

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  【85kg級】=32選手

 ▼決勝
与那覇竜太(専大)○[Tフォール、4:39=14-5]●中井誠基(徳山大)

 ▼準決勝
与那覇竜太(専大)○[Tフォール、2:05=8-0]●星翔也(日体大)
中井誠基(徳山大)○[Tフォール、1:21=10-0]●宮腰恒(東洋大)

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  【98kg級】=36選手

 ▼決勝
奈良勇太(日体大)○[6-4]●志喜屋正明(国士舘大)

 ▼準決勝
奈良勇太(日体大)○[フォール、4:29=4-2]●越後智裕(国士舘大)
志喜屋正明(国士舘大)○[Tフォール、1:55=8-0]●近藤千加良(国士舘大)

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  【130kg級】=25選手出場

 ▼決勝
前川勝利(早大)○[Tフォール、4:45=10-0]●オレッグ・ボルチン(山梨学院大)

 ▼準決勝
前川勝利(早大)○[フォール、4:56=11-7]●津田大健(中京学院大)
オレッグ・ボルチン(山梨学院大)○[Tフォール、1:08=8-0]●藤田悠矢(中京学院大)

 ◎女子

 【48kg級】=26選手

 ▼決勝
入江ゆき(九州共立大)○[Tフォール、3:39=12-1]●藤沢志穂(九州共立大)

 ▼準決勝
藤沢志穂(九州共立大)○[8-4]●木村早耶架(日体大)
入江ゆき(九州共立大)○[5-4]●宮原優(東洋大)

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 【53kg級】=14選手

 ▼決勝
入江ななみ(九州共立大)○[フォール、2:29=8-0]●田中亜里沙(早大)

 ▼準決勝
田中亜里沙(早大)○[Tフォール、0:29=10-0]●下地優香(九州共立大)
入江ななみ(九州共立大)○[3-1]●金子和(早大)

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 【55kg級】=11選手

 ▼決勝
菅原ひかり(至学館大)○[Tフォール、2:25=10-0]●望月芙早乃(環太平洋大)

 ▼準決勝
望月芙早乃(環太平洋大)○[8-2]●齋藤ほのか(法大)
菅原ひかり(至学館大)○[1L-1]●木村安里(群馬大)

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 【58kg級】=6選手

 ▼決勝
川井梨紗子(至学館大)○[Tフォール、1:46=11-1]●増田奈千(環太平洋大)

 ▼準決勝
増田奈千(環太平洋大)○[Tフォール、1:23=11-0]●西村晴香(関大)
川井梨紗子(至学館大)○[Tフォール、1:38=10-0]●樋口美賀子(環太平洋大)

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 【60kg級】=6選手

 ▼決勝
坂野結衣(日大)○[4-1]●伊藤彩香(至学館大)

 ▼準決勝
坂野結衣(日大)○[フォール、2:14=8-0]●加藤優希(環太平洋大)
伊藤彩香(至学館大)○[不戦勝]●山中美羽(環太平洋大)

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 【63kg級】=6選手

 ▼決勝
栄希和(至学館大)○[Tフォール、5:39=12-2]●鈴木紅夏(東洋大)

 ▼準決勝
鈴木紅夏(東洋大)○[Tフォール、3:41=12-2]●米田野乃佳(至学館大)
栄希和(至学館大)○[6-5]●上原榛奈(法大)

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 【69kg級】=2選手

 ▼決勝
吉井瑞江(至学館大)○[不戦勝]●河上恵美(日本文理大)

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 【75kg級】

 ※阿部梨乃(日大)のみの出場で、認定チャンピオン


 







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