日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2014.09.09

高橋侑希(山梨学院大)が5位入賞…世界選手権第1日

 【タシュケント(ウズベキスタン)、撮影=保高幸子】2014年世界選手権は9月8日、ウズベキスタン・タシュケントで開幕。男子フリースタイル4階級が行われ、57kg級の高橋侑希(山梨学院大)が初出場で5位に入賞した。

 高橋は1、2回戦を勝ったあと、3回戦で2009年55kg級世界王者のヤン・ギョンイル(北朝鮮)に1-9で黒星。ヤンが決勝へ進んだことで敗者復活戦へ回り、韓国選手を撃破して3位決定戦へ進んだ。昨年の55kg級世界王者のハッサン・ラヒミ(イラン)に1-0と先制しながら、第2ピリオドに逆転され、4-7で敗れてメダルには手が届かなかった。

 70kg級の保坂健(早大)は1回戦を勝ったあと、2回戦で欧州選手権3位のヤカプ・ゴル(トルコ)にテクニカルフォール負け。敗者復活戦へ回ったが、アフリカ選手権優勝のアヤド・イブラヒム(エジプト)に敗れ、上位進出ならなかった。

 86kg級の松本篤史(ALSOK)は初戦の2回戦を勝った後、3回戦で昨年84kg級2位のレイネリス・サラス(キューバ)に黒星。敗者復活戦の第1試合を勝ったものの、続く試合でアスカリ・モハマディアン(イラン)に敗れ、3位決定戦へ進めなかった。

 125kg級の岡倫之(ブシロード)は初戦で昨年120kg級5位のデン・チウェイ(中国)に敗れ、敗者復活戦へ回れなかった。

 各選手の成績は下記の通り。

(注)北朝鮮の「Yang Kyon Il 」は、これまで「ヤン・キョンイル」と表記してきましたが、本人に確認したところ、「ヤン・ギョンイル」という発音に近いため、「ヤン・ギョンイル」と表記します。


 ◎男子フリースタイル

 【57kg級】高橋侑希(山梨学院大)   5位=30選手出場

3決戦 ●[4-7]Hassan Sabzali Rahimi(イラン)
 《試合経過》第1ピリオド、高橋が“30秒ルール”によって1点を獲得。第2ピリオド、右足への片足タックルを決められて2-1となったあと、相手の再三の目突きで警告が課せられて1点を加え2-2へ。高橋は4分10秒にタックルを決めて4-2としたが、タックルを決められて4-4へ。ラスト40秒、痛恨のテークダウンを受けて4-6。場外へ出されて差をつけられた。

敗復戦 ○[5-0]Kim Sunggwon(韓国)
 《試合経過》高橋は第1ピリオドの中盤、片足タックルからバックを取って2点を先行。もう一度タックルからテークダウンを奪って4-0。第2ピリオドの中盤すぎに相手を場外に出して1点を加えた。

3回戦 ●[1-10]Yang Kyon Il(北朝鮮)
 《試合経過》第1ピリオドの30秒、高橋は片足タックルから外へ出されて1失点。第2ピリオドは逆に場外へ出してスコアは1-1。しかしタックルを受けて2失点。ここで高橋が猛突進で相手を攻めたが、勢いを使って首投げを受けてしまい2失点。投げより先に場外に出たという日本陣営のチャレンジは実らず1-6へ。逆転を狙った高橋のタックルは2度ともかわされ、1-10と差を広げられた。

2回戦 ○[Tフォール、3:40=10-0]Shokan Shingissov(カザフスタン)
 《試合経過》高橋が第1ピリオドの50秒にバックを取り、ローリングでニアフォールへ追い込み4-0。第2ピリオドも開始早々にタックルを決め、ローリング2回転で10-0とした。
 
1回戦 ○[11-4]Nasibullo Kurbanov(ウズベキスタン)
 《試合経過》第1ピリオド前半、もつれた状態から高橋がバックを取られて2点を失い、ローリングで回されて0-4。高橋はラスト30秒に相手を場外に出して1点。さらにテークダウンを奪って3-4と追い上げた。第2ピリオド開始早々、相手のタックルを受け止めた高橋がバックへ回って5-4と逆転。さらにテークダウンを奪い、ニアフォールを決めて2点。終了間際にもタックルを決めて11-4とポイント差を広げた。


 【70kg級】保坂健(早大)   12位=29選手出場 

敗復戦 ●[4-8]Ayad Ibrahim(エジプト)
 《試合経過》第1ピリオド、組み合った保坂は投げ技を受けてしまって4失点。2分すぎにタックルで2点を返す。第2ピリオド、タックルを返されて2失点。このあとタックルで2度場外へ出して4-6へ追い上げたが、終了間際の勝負をかけたがぶり返しが失敗し、4-8とされた。

2回戦 ●[Tフォール、3:55=0-11]Yakup Gor(トルコ)
 《試合経過》第1ピリオドの開始から、保坂はタックルなどでテークダウンを続けざまに受け、アンクルホールドで回されて0-7。終了間際にも回れて0-9。第2ピリオドもバックへ回られて2点を失い、0-11とされた。

1回戦 ○[3-1]Marc Popov(イスラエル)
 《試合経過》第1ピリオド、“30秒ルール”による警告で1点を獲得した保坂は、第2ピリオドは“30秒ルール”でポイントを失い1-1。ラスト10数秒、足首への片足タックルでテークダウンを奪い、2点を加えて勝った。


 【86kg級】松本篤史(ALSOK)    11位=38選手出場

敗復2 ●[Tフォール、1:41=0-10]Askari Mohammadian(イラン)
 《試合経過》前の試合の20分後にマットに上がった松本。片足タックルからばっくを取られて2失点。さらに回り込まれて2点を取られ、ローリング3回転を受けてしまってテクニカルフォール負け。

敗復1 ○[5-0]Naresh Kumar(インド)
 《試合経過》第1ピリオドの中盤、相手に“30秒ルール”を与えた松本。相手の突進をかわしてバックへ回って2点を取り、ローリングで1点を加えた。第2ピリオド早々にも2点を加え、5-0のスコアで振り切った。

3回戦 ●[3-6]Reineris Salas(キューバ)
 《試合経過》第1ピリオドの1分すぎから、松本が2度テークダウンを奪われ、さらに場外へ出されて0-5。第2ピリオドはコーションを1度ずつ受け、松本が最後にテークダウンを奪ったが、追いつかなかった。

2回戦 ○[5-4]Tamerlan Tagziev(カナダ)
 《試合経過》第1ピリオドの中盤に回り込まれて2点を失った松本だが、テークダウンで2点を取って2-2。第2ピリオド、“30秒ルール”で1点を取ったあと、もつれてた展開から松本が体を預けて2点を取ったが、バックへ回られて2点を失う。スコアは松本の5-4。カナダ陣営がチャレンジしたが、ビデオの故障で映っておらず、審判団の判定でスコア通りとなって松本の手が上がった。

1回戦  BYE


 【125kg級】岡倫之(ブシロード)    18位=26選手出場

1回戦 ●[1-7]Deng Zhiwei(中国)
 《試合経過》第1ピリオド50秒ころ、場外へ押し出されれ1点を失った岡は、中盤に4点となるタックルを受けてしまって0-5。場外へ押し出して1-5とばん回。第2ピリオドは一進一退のあと、中盤に仕掛けたタックルをかわされてバックに回られ、2点を失って差を広げられた。

※敗者復活戦へ回れず


 







JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

サイト内検索


【報道】取材申請について
-------------

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。


アスリートの盗撮、写真・動画の悪用、悪質なSNSの投稿は卑劣な行為です。
BIG、totoのご購入はこちら

SPORTS PHARMACIST

JADA HOMEPAGE

フェアプレイで日本を元気に