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2014.09.15

【世界選手権最終日・特集(インタビュー)】男子グレコローマン59kg級・倉本一真(自衛隊)

■倉本一真の2014年世界選手権成績
4回戦 ●[Tフォール、2:00=8:00]Spenser Thomas Mango(米国)
3回戦 ○[2-2]Andres Montano(エクアドル)
2回戦 ○[4-1]Ravinder Singh(インド)
1回戦  BYE

(撮影=保高幸子)

 ――3試合を振り返ってください。

 倉本 全体的にずば抜けていい試合はなかった。最後にアメリカ戦は中途半端ながぶりをくぐられてしまうことが続いた。がぶりの精度を上げないとならない。スタンド戦の押すことはだれにも負けないことは分かっているので、押すだけじゃ勝てない。コーションを取れなかったので、がぶったところをくぐられて持ち上げられて、いいところを出せずに終わった。情けないです。

 ――マンゴがあの技を持っていることは理解していましたか?

 倉本 知らなかったです。ジュニア時代からよく練習はしましたが、試合はしたことがなかった。そんなに強いとは考えていなかった。甘く見ていたとこりがあったかもしれない。

 ――マンゴと身長差は?

 倉本 ボクより低いでしょ(倉本は163cmで、マンゴは155cm)。くぐるというより、(がぶられて)立ってくるという感じ。そのくらい小さなかったんですよ。そこから持ち上げられて、びっくりしました。何回も(3回)持ち上げられて…。ちゃんと勉強しなければならなかったのに、何度もやられて…。馬鹿ですね。

 ――去年の世界選手権と今年とで、成長したところは?

 倉本 前に出てプレッシャーでどんどん行くことは、去年も今年もできた。それは自分のスタイルで、これからも変わらないし、世界で闘っていけると思う。やっぱり、がぶってくぐられるとかではなく、一個一個確実に取れるようにしていかないとならない。全体的に詰めが甘かったと思う。

 ――ロシア遠征でろっ骨を痛めたようですが、その影響は?

 倉本 だいぶよくなっています。大丈夫でした。

 ――グレコローマンは前日までにメダルがなく、この日の他の2人も初戦黒星。自分だけが残ったことのプレッシャーは?

 倉本 ありました。軽量級で一番取らなければならなかった立場だし、取れる自信もああったけど、甘くはなかったです。

 ――同じ自衛隊の清水選手の活躍(5位)は刺激になった?

 倉本 なりました。フリーも女子も去年よりよかったので、それも刺激になりました。

 ――マンゴとセメノフ(ロシア)の準決勝はどんなふうに見ました。

 倉本 マンゴが勝たないと、ボクの敗者復活戦はないので、応援していました。ボクの今日の負け方からすれば、調子よかったと思う。セメノフはロシア遠征で練習もしていて、やりやすい選手だった。マンゴが勝てると思ったけど、完全に封じられていましたね。ボクの試合を(セメノフは)見ていたのでしょう、一度もくぐってこなかったですね。やっぱり、(ロンドン)オリンピック3位。うまく完封していましたね。

 ――今後の最重要課題は?

 倉本 かぶりを決められるようにしないとならない。(アメリカ戦だけでなく)2試合目のエクアドル戦もがぶりは今ひとつだった。もっと鍛えていかなければならない。身長が低いので、実はあまりがぶることはないのです。がぶった時にはしっかり取れるようにしたい。前に出ることができるので、がぶった時はしっかりしたい。

 ――勝てば3位決定戦、という状況が続きましたね。

 倉本 それが実力だと思います。


 







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