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2014.12.20

女子53kg級で実現しそうな“現役世界チャンピオン同士の対決” その第1号は?

 今年の全日本選手権では、世界選手権の女子55kg級で優勝した浜田千穂(日体大)が、吉田沙保里(ALSOK)が優勝した53kg級に出場。現役世界チャンピオン同士が対戦する可能性が出てきた。

 国内で現役世界チャンピオン同士が闘うというのは、最低でも2人の世界チャンピオンがいて、しかも近くの階級の選手でなければありえない。どの国でも実現するものではないが、世界チャンピオンを量産してきた日本女子では過去8回実現しており、女子レスリング王国の面目躍如といったところだ。

 現役世界チャンピオ同士の対決の第1号は、かつて軽量級で世界に名だたる王国を築いた男子で、日本協会の福田富昭会長だ。福田会長は日大4年生だった1965年6月に英国・マンチェスターで行われた世界選手権のバンタム級で優勝。この時、1階級下のフライ級で優勝したのが吉田嘉久選手(法大)。

 約3ヶ月後の全日本学生選手権で吉田選手がバンタム級に出場。1階級上の選手相手でも世界王者の実力を発揮して勝ち上がり、福田会長と準決勝で対戦した。

 結果は福田会長が上の階級の世界王者の意地を見せて勝ち、決勝で世界選手権の代表を最後まで争った田中忠道選手(法大=のちの世界王者、故人)を破って3連覇を達成した。

 全日本学生選手権で世界チャンピオン同士の対決が実現した日本の“よき時代”。次に男子で実現するのはいつ?


■国内での現役世界チャンピオン同士の対戦

大  会 勝  者 試合結果 敗  者
2007年 クイーンズカップ゚63kg級 伊調 馨
(63kg級世界女王)
2-0(1-0,3-0) 正田絢子
(59kg級世界女王)
2006年 全日本選手権63kg級 伊調 馨
(63kg級世界女王)
2-0(1-0,2-1) 正田絢子
(59kg級世界女王)
2006年 全日本選手権55kg級 吉田沙保里
(55kg級世界女王)
2-0(2-0,4-0) 坂本日登美
(51kg級世界女王)
2004年 クイーンズカップ゚55kg級 吉田沙保里
(55kg級世界女王)
6-1 山本聖子
(59kg級世界女王)
2003年 全日本選手権55kg級 吉田沙保里
(55kg級世界女王)
4-0=6:58 山本聖子
(59kg級世界女王)
1995年 全日本女子選手権47kg級 山本美憂
(51kg級世界女王)
5-3=4:34 足立美穂
(47kg級世界女王)
1994年 女子東西対抗戦 足立美穂
(47kg級世界女王)
5-4=4:14 吉村祥子
(44kg級世界女王)
1991年 全日本女子選手権70kg級 浦野弥生
(75kg級世界女王)
フォール、1:04 岩間利香
(70kg級世界女王)
1965年 全日本学生選手権57kg級 福田富昭
(57kg級世界王者)
判  定 吉田嘉久
(52kg級世界王者)

※2006年の全日本選手権は2007年1月に実施


 







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