【全国高校選抜大会／個人戦・展望】60kg級が大激戦！ 成國大志（三重・いなべ総合学園）の２階級制覇なるか
３月28日（金）～29日（日）＝新潟・新潟市体育館
《組み合わせ》
| 学校対抗戦 | 個 人 戦 | |||||||
| 50kg | 55kg | 60kg | 66kg | 74kg | 84kg | 96kg | 120kg | |
【50kg級】
2013年世界カデット選手権42kg級優勝で東海予選優勝の松井稜（岐阜・中京）と昨年の国体50kg級優勝の荒木大貴（熊本・玉名工）の争い。国体３位で関東予選を制した阿部敏弥（東京・帝京）、近畿予選優勝の谷山拓磨（京都・京都八幡）らがどう闘うか。
荒木、阿部、谷山が同じブロック。
《各地区予選１位選手》星野工（北海道・札幌東豊）、菅原幹太（東北＝秋田・秋田商）、阿部敏弥（関東＝東京・帝京）、清水蛍汰（北信越＝石川・金沢北陵）、松井稜（東海＝岐阜・中京）、谷山拓磨（近畿＝京都・京都八幡）、小宮涼雅（中国＝岡山・高松農）、喜島雄大（四国＝徳島・穴吹）、荒木大貴（九州＝熊本・玉名工）、山際尊照（開催県＝新潟県央工）
【55kg級】 インターハイに続く栄冠なるか、乙黒拓斗（東京・帝京）
九州予選優勝の諏訪間翔太郎（佐賀・鳥栖工）、近畿予選優勝の早山竜太郎（京都・京都八幡）らが優勝争いに加われるか。
《各地区予選１位選手》藤澤侑人（北海道・根室）、永田丈治（東北＝青森・八工大一）、乙黒拓斗（関東＝東京・帝京）、矢後公誠（北信越＝石川・星稜）、鈴木絢大（東海＝静岡・飛龍）、早山竜太郎（近畿＝京都・京都八幡）、小谷駿介（中国＝鳥取・鳥取中央育英）、山﨑大雅（四国＝愛媛・北条）、諏訪間翔太郎（九州＝佐賀・鳥栖工）、今井成輝（開催県＝新潟県央工）
２階級上で連続優勝を目指す成國大志（三重・いなべ総合学園）
昨年の50kg級を制した成國大志（三重・いなべ総合学園）が、今年は東海１位の成績をもってこの階級へ挑む。昨年のインターハイ55kg級は負傷もあって上位進出ならなかったが、実力は十分。
だが、強豪が多い。東海予選で成國と決勝を争った上野裕次郎（岐阜・岐南工）、アジア・カデット選手権54kg級２位で関東予選優勝の吉村拓海（埼玉・埼玉栄）、2013年の全国中学選抜チャンピオンで昨秋のロシア遠征に選ばれた近畿予選優勝の志賀晃次郎（京都・京都八幡）、ＪＯＣ杯カデット58kg級と九州予選優勝の榊大夢（鹿児島・鹿屋中央）らが優勝を狙う力を持つ。
成國、志賀、上野、榊が同じブロック。
《各地区予選１位選手》谷口響（北海道・北海道東豊）、細谷廉太郎（東北＝山形・山形南）、吉村拓海（関東＝埼玉・埼玉栄）、小島裕紀（北信越＝長野・上田西）、成國大志（東海＝三重・いなべ総合学園）、志賀晃次郎（近畿＝京都・京都八幡）、高森樹己（中国＝岡山・高松農）、藤島雄太（四国＝香川・香川中央）、榊大夢（九州＝鹿児島・鹿屋中央）、鵜川圭汰（開催県＝新潟・新潟県央工）
【66kg級】
2013年の全国中学選抜チャンピオンで関東予選優勝の梅林太郎（東京・帝京）と、インターハイ２位でけがから復活の中村剛士（埼玉・花咲徳栄）の争いか。関東高校選抜大会では中村が準々決勝で棄権したため対戦はなかった。お互いに勝ち上がれば準決勝で対戦する。
近畿予選優勝の三輪優翔（和歌山・和歌山北）も両者の闘いに挑める位置にいる。
《各地区予選１位選手》江刺家祐斗（北海道・北海道東豊）、上野千紘（東北＝青森・八戸学院光星）、梅林太朗（関東＝東京・帝京）、竹沢登喜（北信越＝富山・高岡向陵）、横山凜太朗（東海＝三重・いなべ総合学園）、三輪優翔（近畿＝和歌山・和歌山北）、小西央記（中国＝岡山・高松農）、市原巧貴（四国＝香川・香川中央）、鏡隼翔（九州＝鹿児島・鹿屋中央）、大平拓海（開催県＝八海）
【74㎏級】 昨年に続く優勝を目指す吉田隆紀（和歌山・和歌山北）
吉田と前田は順調に勝ち上がれば準決勝で激突する。
《各地区予選１位選手》志鳥泰我（北海道・千歳北陽）、本間賢志（東北＝秋田・秋田商）、前田明都（関東＝埼玉・花咲徳栄）、喜多佳佑（北信越＝石川・金沢北陵）、松雪泰成（東海＝愛知・星城）、吉田隆起（近畿＝和歌山・和歌山北）、浴口慎吾（中国＝山口・田布施農工）、福岡大知（四国＝愛媛・八幡浜工）、川畑孔明（九州＝鹿児島・樟南）、海老駿哉（開催県＝北越）
ずば抜けた強さを見せるか、山崎弥十朗（埼玉・埼玉栄）
昨年の４大大会を制し、ユース・オリンピックで優勝した山﨑弥十朗（埼玉・埼玉栄）の優位は動くまい。２年連続の高校三冠王へ向けて幸先いいスタートを切れるか。
準々決勝で対戦しそうな選手が全国高校生グレコローマン選手権で優勝した藤井達哉（滋賀・栗東）。昨年の大会は決勝で対戦し１－３で敗れている。山崎のが城を崩せるか。
《各地区予選１位選手》佐藤俊浩（北海道・札幌北）、西舘優（東北＝青森・八工大一）、山﨑弥十朗（関東＝埼玉・埼玉栄）、伊井祐紀（北信越＝富山・富山一）、川村洋史（東海＝静岡・飛龍）、藤井達哉（近畿＝滋賀・栗東）、北條良真（中国＝岡山・高松農）、山根光司（四国＝香川・多度津）、錦戸祐也（九州＝熊本・玉名工）、時田隆太（開催県＝白根）
【96㎏級】
昨年84kg級で３位ながら、アジア・カデット選手権85kg級とインターハイ96kg級で優勝した石黒峻士（埼玉・花咲徳栄）と、ＪＯＣ杯カデット100kg級優勝の二ノ宮寛斗（東海＝岐阜・岐南工）の争いか。順当に勝ち上がれば準々決勝で対戦する。
反対側のブロックでは、2013年全国中学選抜チャンピオンで近畿予選優勝の中嶋史康（近畿＝京都・海洋）が決勝へ進むか。
《各地区予選１位選手》五戸晋太郎（東北＝青森・八工大一）、石黒峻士（関東＝埼玉・花咲徳栄）、白鳥慶樹（北信越＝長野・小諸）、二ノ宮寛斗（東海＝岐阜・岐南工）、中嶋史康（近畿＝京都・海洋）、山中彬（中国＝広島・広島国泰寺）、久保諒汰（四国＝愛媛・八幡浜工）、執行優大（九州＝佐賀・鳥栖工）、戸田俊也（開催県＝八海）、※北海道は出場なし
【120㎏級】
昨年、五冠王者（全国高校選抜大会、ＪＯＣ杯ジュニア、インターハイ、全国高校生グレコローマン選手権、国体）に輝いた山本泰輝が抜け、だれもが優勝できるチャンスを持つ。
《各地区予選１位選手》梅田雄貴（北海道・千歳北陽）、姉石慶一（東北＝岩手・宮古商）、冨栄雅秀（関東＝茨城・霞ヶ浦）、門島琢海（北信越＝富山・高岡向陵）、長野修平（東海＝岐阜・岐阜工）、加藤慎一（近畿＝和歌山・紀北工）、寳諸将人（中国＝岡山・おかやま山陽）、清水孔明（四国＝愛媛・北条）、柳魁十（九州＝鹿児島・鹿屋中央）、九里達也（開催県＝新潟県央工）
