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2015.05.28

【5・30~31西日本学生春季リーグ戦・展望】インターハイ王者加入の同志社大の連覇なるか、立命館大が巻き返すか

 西日本学生春季リーグ戦は5月30日(土)~31日(日)、大阪・堺市金岡公園体育館で行われる。昨年は一部復帰2シーズン目の同志社大が奮起し、49季ぶり15度目の優勝を遂げた。今季はインターハイ王者が加わり昨年以上の戦力か。連続優勝を目指す。

 昨季の決勝で同志社大に3-4で敗れた立命館大は、過去18度優勝を誇る強豪チーム。部員不足で低迷した時期を乗り越え、再び優勝争いに加わる力をつけてきた。雪辱し、2010年秋季以来の優勝を狙う。

 昨年春優勝の徳山大や中京学院大の巻き返しや、1年生が多く入った九州共立大の初優勝はなるか。見どころをさぐった。

《大会日程》

 《試合形式》一部リーグは4大学ずつ2ブロックに分かれ、各グループで総当たりリーグ戦を実施。1位同士が優勝を争い、2位同士が3位決定戦、3位同士が5・6位決定戦、4位同士が7・8位決定戦を行う。

 実施階級は57・61・65・70・74・86・125kg級の7階級。試合前の抽選によって試合順が決まるため、軽量級に好選手を抱えていても必ずしも有利とはならない。

 二部リーグは7大学が総当たりリーグ戦を行う。入れ替え戦はなく、一部の最下位チームと二部の優勝チームが自動的に入れ替わる。

《組分け》
■一部A組=同志社大、九州共立大、中京学院大、関学大

■一部B組=立命館大、徳山大、近大、日本文理大

■二部=福岡大、関大、天理大、桃山学院大、帝塚山大、鈴鹿大、大阪体育大


※成績は、ことわりがない限り昨年の大会

 ◎一部リーグ

 【Aグループ】エントリー表

 昨年優勝の同志社大、1年生が大量に入部した九州共立大、過去3度優勝の中京学院大の3チームが優勝を争いそう。

 昨秋に優勝を成し遂げた同志社大は、昨年の主力メンバーのうち、57kg級の羽田圭佑(4年)、61kg級の矢倉明佳(4年)光永賢弘(2年)、70kg級の和智健悟(3年)、74kg級の平野翼(3年)、86kg級の榎本凌太(3年)が残っているのが強み。光永と西日本学生選手権両スタイル制覇の榎本は全試合に勝って優勝に貢献しており、今季も貴重なポイントゲッターとしての活躍が予想される。

 ここに昨年のインターハイ王者の田邉雄史(1年=埼玉・花咲徳栄高卒)が65kg級に加わることで、厚みが増している。同大学にとっては17年ぶり2人目のインターハイ王者の加入。昨年は全試合4-3での勝利だったが、各選手が最高の実力を発揮すれば、余裕ある優勝の可能性も十分。

 九州共立大は70kg級と74kg級で強豪選手が抜けたが、全日本選手権出場を果たしている65kg級の影山大洋(4年)、グレコローマンで西日本学生新人戦66kg級優勝の70kg級の森俊樹(3年)、西日本学生選手権3位の97kg級の柏本心(3年)らを中心に優勝を目指す。1年生が9選手加入し、将来を見据えた選手起用もあるか。

 昨秋はブロック3位に沈んでしまった中京学院大は。2012年秋~2013年秋に3連覇したメンバーも残っており、巻き返しを期す。125kg級には、いずれもグレコローマンの得意な選手だが、西日本学生1~3位の津田大健(4年)、藤田悠矢(2年)、瀬川翔太(3位)とそろい、最重量級は盤石。57kg級で西日本学生選手権2位の吉田浩大(3年)と3位の57kg級の平川耶磨人(3年)、70kg級で同3位の加藤直裕(4年)らの踏ん張りで優勝を目指す。

 77季ぶりに一部復帰を果たした関学大は、昨秋からほとんど選手が抜けていない。冬の間で、一部リーグで通用する実力がついたか。


 【Bグループ】エントリー表

 昨秋の決勝で同志社大を追い詰めながら8季ぶりの優勝を逃した立命館大が、再度王座奪還を目指す。昨年のメンバーから2選手が抜けたが、昨年の西日本学生選手権で57kg級優勝の中村弦斗(4年)、同74kg級で1年生王者に輝いた70kg級の古澤宏野(2年)ら5選手が残っているのは強み。

 65kg級の島村太朗(4年)、86kg級の平田翔(4年)の最上級生の踏ん張りで王者返り咲きを果たしたい。61kg級に加入したインターハイ60kg級3位の根本怜(1年=京都・京都八幡高卒)、70kg級に加入した昨年の全国高校生グレコローマン選手権66kg級2位の安江巧(1年=岐阜・岐南工)の新人がどんな闘いをするか。

 昨年の春の覇者、徳山大は65kg級で西日本学生選手権優勝の深迫友真(4年)と同2位の北鶴一翔(3年)、同61kg級2位の樋口祐作(3年)、同125kg級3位の山口直人(2年)と実力者がそろう。

 就任3季目の2012年ロンドン・オリンピック8位の磯川孝生監督は来月19~21日の明治杯全日本選抜選手権(東京・代々木競技場第2体育館)にエントリーしており、“選手”として学生と汗を流している。チームは恵まれた環境を生かせるか。

 近大は65kg級に西日本学生選手権61kg級3連覇、全日本選手権61kg級3位の有元伸悟(4年)を擁し、西日本学生選手権125kg級優勝の池田雄人(4年)とともにチームを支える。2013年西日本学生選手権60kg級2位の佐藤力(4年)が有元と同じ階級というのはもったいないが、最上級生3人の踏ん張りに、西日本学生新人戦97kg級優勝で86kg級の久保遼馬(2年)ら下級生も奮戦できるか。

 昨秋、一部に再昇格した日本文理大は、福岡大を破って7位となり、再降格を免れた。西日本学生新人戦最重量級で両スタイルを制覇した執行大海(3年)、2013年西日本学生選手権の96kg級で2位に入った86kg級の上原浩義(日本文理大)ら重量級で好選手を抱える。軽中量級の踏ん張りで上位を目指したい。


 ◎二部リーグエントリー表

 昨秋に一部リーグ最下位となり降格した福岡大が、1季での返り咲きを目指す。70kg級の全日本大学選手権3位の菅原翔太(3年)、86kg級に西日本学生選手権2位の花山尚生(3年)を中心に層の厚さは他大学を上回っている。

 天理大、桃山学院大、帝塚山大、関大などがそのが城を崩せるか。


 







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