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2015.08.02

【2015年世界選手権/展望】女子55kg級…ヘレン・マロウリス(米国)が国際大会を6大会連続優勝中

 欧州大会優勝のソフィア・マットソン(スウェーデンは、昨年の世界選手権53kg級で2位の選手。今年も53kg級の出場が予想される。マットソンに敗れて2位だったカタルジナ・クラウィジク(ポーランド)も、7月の2つの国際大会(スペインGP、ポーランド・オープン)は53kg級に出場。エントリー選手が読めない状況だ。

 その中で、昨年の世界選手権3位のヘレン・マロウリス(米国=23歳)は、55kg級の米国代表が決定済み。昨年の世界選手権のあと、ロシア・オープン、ヘンリ・デグレーン国際大会(フランス)、デーブ・シュルツ国際大会(米国)、グランマ国際大会(キューバ)、モンゴル・オープン(58kg級)、スペイン・グランプリと国際大会を6大会連続で優勝中。優勝候補の筆頭と言えるだろう。

 昨年の世界選手権2位のイリナ・オロゴノワ(ロシア=25歳)もロシア選手権を含めて常に55kg級に出場しており、この階級で世界一を目指していることは確実。1月のヤリギン国際大会(ロシア)で優勝している反面、ワールドカップでは菅原ひかり(至学館大)に敗れ、欧州大会や7月のポーランド・オープンでは5位と、安定性に欠ける。

 世界選手権の前哨戦と言われるポーランド・オープンは、アフリカを代表する選手で昨年7位のマルワ・アミリ(チュニジア=26歳)が優勝したが、4月のアフリカ選手権は58kg級で優勝しており、オリンピック階級に照準を絞る可能性が大きい。

 欧州大会3位のナタリア・シニシン(アゼルバイジャン=30歳)は、1月のパリGPなどは58kg級で出場している一方、ポーランド・オープンは55kg級に出場して5位。どちらの階級に出てくるか。

 エントリー発表を待ちたいところだが、アジア選手権で優勝している木村安里(群馬大)にとっての最大の敵は、マロウリスであることは間違いないだろう。


■UWW(世界レスリング連盟)ランキング=2015年6月末時点
[1]浜田千穂(日本)=世界選手権優勝
[2]Helen Maroulis(米国)=ワールドカップ団体優勝
[3]Natalya Sinishin(アゼルバイジャン)=欧州大会3位
[4]Alyona Kolesnik(アゼルバイジャン)=U-23欧州大会優勝
[5]Evelina Nikolova(ブルガリア)=欧州大会3位
[6]Irina Ologonova(ロシア)=グランマ国際大会優勝
[7]Karima Sanchez Ramis(スペイン)=グランマ国際大会2位
[8]Zalina Sidakova(ベラルーシ)=メドベジ国際大会優勝
[9]Dong Jiahui(中国)=パリGP優勝
[10]Tatyana Kit(ウクライナ)=欧州大会5位

 ■2014年世界選手権成績
[1]浜田千穂(日本)
[2]Irina Ologonova(ロシア)
[3]Helen Maroulis(米国)
 〃 Irina Khariv(ウクライナ)
[5]Katarzyna Krawczyk(ポーランド)
 〃 Karina Sanchez(スペイン)
[7]Marwa Amri(チュニジア)
[8]Giulia Rodrigues Penalber de Oliveira(ブラジル)


 







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