(取材=池田安佑美、撮影=矢吹建夫)
■男子グレコローマン80kg級・前田祐也(拓大)「勝てる相手だったと思いますが、勝ち切れなかった。原因は自分の弱さが大きいです。自分から攻めて、前に押して押してそこから引いて、と自分のスタイルでやろうとしました。けれども、ポイントを取り切ることができなくて、最後は焦ってしまって取れなかった。そういうところをもっと直していかなくてはならないです。
(パッシブでもらったグラウンドの攻撃では)俵返しをかけにいった。けれども、パーテール・ポジションからの入りがちゃんとできていなくて、もたついてしまって技を決められなかった。直していきたいです。このままでは、全然勝てないことが分かったので、日本に帰ってもっと練習したいと思います。
終盤にがぶりからポイントを取ったが、その直後は何でポイントを取ったのか分からなかった。冷静さに欠けていた。がぶってポイントを取ったなら、もう一度、その動きをやらなくてはならないのに、そのあとくぐったりとかしてしまった。
(80kg級は非オリンピック階級)来年のリオデジャネイロは狙えるなら狙いたい。階級はまだ何とも言えないです」