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2015.11.29

【ルール確認】アクティブタイム(30秒ルール)のポイントについて…東日本学生秋季新人選手権より

 東日本学生秋季新人選手権のフリースタイル74kg級決勝、浅井翼(拓大)-藤波勇飛(山梨学院大)に、ルールが誤って運用されたケースがありました。本ホームページにも記載されたことであり、誤った解釈が広まらないよう、正しいルールを記載します。

 問題の場面は、記事にも掲載された下記の部分です。

 試合は、藤波が先にアクティブ・タイムを取られ、30秒間攻撃できずに0-1。第2ピリオドは藤波が優勢をとり、浅井にアクティブ・タイム。20秒すぎ に浅井の手が藤波の顔を再三突いた形となってコーションを取られ、1-1。残り9秒で浅井がポイントを取れなかったため、さらにコーションが加わって藤波 が2-1とリード。そのスコアで終了した。

 間違いだったのは、浅井選手がコーションによる1点を取られたあと、その後の9秒間でポイントを取れず、さらに1点を失い、2度目のコーションを取られたことです。

 アクティブ・タイムのルールは、下記の通りです。

1回目 口頭注意(アテンション)
2回目 試合を止め、消極レスラーに30秒間のポイント獲得する時間を与え、両者にポイントがない場合は消極レスラーにコーション、相手に1点が与えられる。

 「両者にポイントがない場合」に、消極レスラー(この場合は浅井選手)がコーションを課せられ、1点を失います。藤波選手がコーションによって1点を獲得した段階でアクティブ・タイムは終わっているわけで、9秒後に浅井選手がさらに1点を取られたことは間違いです。

 ただし、今回の場合、1-1のまま終了しても、ラストポイントによって藤波選手の勝ちとなり、勝敗に変動はありません。

(監修=斎藤修・日本協会審判委員長)


 







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