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2016.04.26

【JOC杯・特集】青山学院大は駅伝だけじゃない! 男子グレコローマン55kg級の難波陽ら4選手が優勝

 箱根駅伝ですっかり有名になった青山学院大から、男子グレコローマン3階級(55kg級=難波陽、84kg級=藤井達哉、120kg級=伊藤匠汰)、女子1階級(51kg級=加賀田葵夏)でJOCジュニア・チャンピオンが誕生した。

 青学大が4階級で優勝したのは初めてで、男子グレコローマンでの3階級優勝は、2000年以来、16年ぶりのこと。一昨年から指導陣に加わった2012年ロンドン・オリンピック代表の長谷川恒平コーチ(同大学職)の指導の成果が、いよいよ芽を出してきた。

 その中でリーダー的な立場となるのが、男子グレコローマン55kg級で2連覇を達成した難波。準決勝で11-9の勝利、決勝は昨年3位の丸山智行(山梨学院大)に4-0での勝利と、圧倒的な優勝ではなかったが、着実に白星を重ねて勝ち上がり、2年連続で世界ジュニア選手権(8月、フランス)への挑戦権を得た。

■世界一の胴タックルの持ち主、長谷川恒平コーチに学ぶ

 「3年生ということもあり、やはり(勝ちを期待される)プレッシャーがあった。ホッとしています」と第一声を発した難波は、「大技もいいけど、勝つことを第一に闘った。(決勝も)苦戦という感じではなかった」と振り返る。長谷川コーチから重点的に教えてもらっている胴タックルを中心に、やってきたことを出せた大会だったという。

 「勝って当たりまえ」のプレッシャーとの闘いは、練習環境を自分に言い聞かせることで克服してきた。長谷川コーチは、今年2月のハンガリー・グランプリでは、その1ヶ月半後にオリンピック出場を決めることになる太田忍(ALSOK=当時日体大)に勝利。全日本選手権では負けてしまったものの、トータル力では互角か、もしかしたら太田より強いかもしれない。

 そんな選手と毎日練習している事実は、何よりも強い自信につながる。アジア大会2連覇など世界で通じた胴タックルは、「他では教えてもらえない技術。ハイレベルな技術を学べたことが、ここまで成長できた原動力だと思います」と言う。

 昨年の世界ジュニア選手権(ブラジル)は初戦でウズベキスタン選手にテクニカルフォール負けだった。「日本人とは違う面があり、その中で勝つことの難しさを学んだ」そうで、今年はその反省を克服し、長谷川コーチ仕込みの技を駆使して上位入賞を目指したいところだ。

■この勢いで東日本学生リーグ戦の好成績を目指す!

 この春はチームに強豪新人が加わった。グレコローマンでは高校二冠王者に輝いた藤井(滋賀・栗東高卒=今大会優勝)、フリースタイルではインターハイ王者の成國太志(三重・いなべ総合学園高卒)、女子では世界カデット選手権3連覇の加賀田(東京・文化学園大杉並高卒=今大会優勝)などで、自身の優勝によって勢いづいているチームのムードに拍車がかかることが予想される。

 グレコローマンの選手である難波に、来月の東日本学生リーグ戦(11~13日、東京・駒沢体育館)の出番があるかどうか分からないが、「やはり団体戦での勝利がほしい。一致団結し、このいい流れを持ち込みたい」と、自身の世界への飛躍の前に、チームとしての好成績を目指す。


 







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