全日本学生連盟は、10月25日(火)~30日(日)にトルコ・チョルムで行われる世界大学選手権の派遣の中止を決め、発表した。
6月28日にトルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港で死者44人、負傷者238人となる自爆テロ事件が発生、7月15日には首都のアンカラでは軍部による反乱で死者290人超、負傷者1400人超というクーデター未遂が起こるなど、トルコの国内および国際情勢が極めて不安定なことが理由。
外務省は7月のクーデター未遂のあと、「情勢は依然として不安定」として、今後も大規模かつ過激な集会の可能性に言及し、トルコへの渡航については、「現在の状況下においてはトルコへの不要不急の渡航はやめてください」と要請。現在までも、この注意喚起は続いている。
同連盟では、代替遠征として来年1月のデーブ・シュルツ国際大会(米国)などを考えているという。
2016 世界大学選手権大会出場および選手派遣の中止について(お知らせ)
各大学レスリング部監督
レスリング関係者 各位
全日本学生レスリング連盟
会長 藤 沢 信 雄
標記の件につきまして、2016 年 10 月 25 日より 10 月 30 日、トルコ共和国で開催される 2016 世界大学レスリング選手権大会につきまして、トルコ共和国における国内および国際情勢が極めて不安定な事となっていることから、全日本学生レスリング連盟執行部で検討した結果、安全確保の観点から、2016世界大学レスリング選手権大会出場および選手派遣について中止することを決定いたしました。
このことにより、 「2016 世界大学レスリング選手権大会」日本代表選手(男子 F・G)選考会も併せて中止させていただきます。
なお、デーブシュルツ国際大会等の国際大会への参加を検討しておりますのでご報告いたします。
つきましては、日本代表選手(男子 F・G)選考会に出場を予定していた選手、ならびに 2016 年インカレ参加選手にこの事をご周知していただきますよう、お願い申し上げます。
以上