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2016.09.17

5選手が優勝、計8階級を制覇…世界カデット選手権・第4日(女子)

 世界カデット選手権第4日は9月16日、ジョージア・トビリシで女子5階級が行われ、40kg級の櫻井つぐみ(高知・野市中)、46kg級の吉村涼菜(埼玉・埼玉栄高)、52kg級の奥野春菜(三重・久居高)、60kg級の小玉彩天奈(高知・高知東高)、70kg級の松雪泰葉(愛知・至学館高)の出場した5選手全員が優勝した。

 日本は前日の3階級と合わせて8階級で優勝。2012年の6階級制覇を上回る大会史上最多の優勝数となった。
 
 櫻井は1回戦から3連勝して決勝へ進み、今年のアジア・カデット選手権2位のマンシ・マンシ(インド)に10-0のテクニカルフォール勝ち。4試合すべてを無失点のフォール、またはテクニカルフォールで勝った。初の国際大会優勝。
 
 吉村は初戦の2回戦から米国とベラルーシの選手を撃破。準決勝で欧州カデット選手権優勝のエマ・ヨンナ・マルムグレン(スウェーデン)を破り、決勝でルーマニアの選手にフォール勝ちした。昨年のアジア・カデット選手権43kg級に続く国際大会優勝。

 奥野は準決勝でパンアメリカン選手権優勝のプエルトリコ選手を破るなど2回戦から3連勝。決勝は昨年49kg級優勝のロンナ・ヒートン(米国)を4-2で破った。吉村と同じく、昨年のアジア・カデット選手権同級に続いて世界大会でも優勝を遂げた。
 
 小玉は1回戦から欧州と北米の選手を相手に4連勝。決勝では昨年の欧州カデット選手権2位のマリア・ラチュギナ(ロシア)をテクニカルフォールで破った。初の国際大会優勝。
 
 松雪は2回戦で欧州カデット選手権優勝のアナスタシア・ジミアンコワ(ベラルーシ)をテクニカルフォールで下すなど1回戦から4連勝。決勝でアジア・カデット選手権優勝のアイペリ・メデト・キジ(キルギス)を7-2で破った。今年のクリッパン女子国際大会に続いての国際大会優勝。
 
 8階級制覇の日本は国別対抗得点で89点をマーク。38kg級不在であるにもかかわらず、2位のロシア(69点)を大きく引き離して3年連続4度目の優勝を達成した。3位は51点の米国。
 
 各選手の成績は下記の通り。(写真=チーム提供)
 

40kg級・櫻井つぐみ(高知・野市中)

46kg級・吉村涼菜(埼玉・埼玉栄高)

52kg級・奥野春菜(三重・久居高)

60kg級・小玉彩天奈(高知・高知東高)

70kg級・松雪泰葉(愛知・至学館高)

 ◎女子

 【40kg級】櫻井つぐみ(高知・野市中)    優勝=14選手出場
決  勝 ○[Tフォール、2:00=10-0]Mansi MANSI(インド)
準決勝 ○[Tフォール、2:30=10-0]Anna ARGUNOVA(ロシア)
2回戦  ○[Tフォール、2:45=10-0]Yu-Syuan CHANG(台湾)
1回戦  ○[フォール、2:33=10-0]Havva SAGLAM(トルコ)

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 【46kg級】吉村涼菜(埼玉・埼玉栄高)    優勝=19選手出場
決  勝 ○[フォール、1:29=7-0]Andreea Beatrice ANA(ルーマニア)
準決勝 ○[9-6]Emma Jonna Denise MALMGREN(スウェーデン)
3回戦  ○[フォール、1:22=6-0]Natallia VARAKINA(ベラルーシ)
2回戦  ○[6-4]Alleida MARTINEZ(米国)
1回戦   BYE

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 【52kg級】奥野春菜(三重・久居高)    優勝=22選手出場
決  勝 ○[4-2]Ronna Marie HEATON(米国)
準決勝 ○[6-1]Andribeth RIVERA BELLIARD(プエルトリコ)
3回戦  ○[フォール、2:00=10-0]Nazira MARSBEK KYZY(キルギス)
2回戦  ○[Tフォール、1:35=10-0]Carmen DI DIO(イタリア)
1回戦   BYE

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 【60kg級】小玉彩天奈(高知・高知東高)    優勝=17選手出場
決  勝 ○[Tフォール、3:46=10-0]Mariia LACHUGINA(ロシア)
準決勝 ○[8-0]Alara Lea BOYD(米国)
3回戦  ○[Tフォール、3:57=10-0]Kirti SAXENA(カナダ)
2回戦  ○[Tフォール、3:08=10-0]Elena SELL(ドイツ)
1回戦  ○[フォール、4-0]Ioana Georgieva MARINKOVA(ブルガリア)

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 【70kg級】松雪泰葉(愛知・至学館高)    優勝=18選手出場
決  勝 ○[7-2]Aiperi MEDET KYZY(キルギス)
準決勝 ○[5-0]Bernadett NAGY(ハンガリー)
3回戦  ○[6-4]Evgeniia ZAKHARCHENKO(ロシア)
2回戦  ○[Tフォール、12-1]Anastasiya ZIMIANKOVA(ベラルーシ)
1回戦  ○[6-0]Raquel RAMA ESCRIBANO(スペイン)

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 《国別対抗得点》
 
[1]日本 89点、[2]ロシア 67点、[3]米国 51点、[4]インド 44点、[5]キルギス 25点(銀1)、[6]ウクライナ 25点(銀0)
 

 







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