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2016.09.26

ザ・デストロイヤーさんが来日、3年ぶりに大会を観戦…デストロイヤー杯港区大会

 元プロレスラーのザ・デストロイヤーさん(86歳)が、9月24~25日に東京・港区スポーツセンターで行われた「第9回デストロイヤー杯港区大会」のために来日。昨年を約160選手上回る703選手が参加した大会を、2日間とも朝から終了まで会場に詰め、キッズ選手の健闘を観戦した。3年ぶりの参加。

 キッズ選手はおろか、ともすると親もデストロイヤーさんの現役時代を知らない世代だが、力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木らと激闘を展開した有名プロレスラーであることは聞いている。サインや記念撮影求める列は後を断たず、人気は健在だった。

 この大会は、港区にある「フィギュアフォー・レスリング・クラブ」の努力によって2008年にスタート。米国のシラキュース大学時代にレスリングをやっていたデストロイヤーさんが港区に住んでいたことで同クラブの顧問になってもらい、必殺技の「四の字固め」にちなんで「フィギュア・フォー(四の字)」のクラブ名へ。大会には「デストロイヤー杯」という冠がついた。

 デストロイヤーさんは現在、米国・バッファローに住み、子供たちとともに会社を経営しつつ、悠々自適な生活を送っている。86歳という高齢のため、歩行時にはシルバーカーを使うことが多いものの、時にパーク・ゴルフに打ち込むなど年齢を感じさせない元気さ。

 それでも、飛行機で12時間をかけて日本に来るのは大変と思われる。困難を乗り越えて来日したのは、「スタートは本当に小さな大会だった。700人を超える選手が参加し、保護者を入れれば1500人近くの大会になったと聞いて、ぜひ見たかった。フィギュアフォー・クラブが順調かどうかも気になった」が理由。2人の子供らに付き添われて来日した。

 6面マットで闘う少年少女選手、観客席が父母らでいっぱいになった会場を見て、「(クラブをつくった)谷村さんは亡くなったけど、本多さん(尚基=現代表)がよくやってくれている」と満足そう。「もっと大きな大会に発展させてほしい」と続けた。

 キッズ選手には「健康管理をしっかりし、試合に出る時は常に最高のコンディションをつくってほしい。この中からオリンピックに出る選手が育つかもしれない。頑張ってほしいし、何歳になってもレスリングを続けるくらい、レスリングを愛してほしい」とエールを送った。

 この大会は、小学生でも初心者とチャンピオンとで大きな実力差が生じている現状をふまえ、「ビギナーの部」をつくり、初心者と全国大会入賞者とが闘うことのない大会にしている。昨年は48選手がエントリーしたが、今年は75選手に増えた。

 本多代表は「初心者が頑張れる大会にし、キッズレスリングの普及に貢献したい」と、この部門の成長に期待した。

《関連記事》2015年9月28日:【特集】参加全選手にTシャツ、賞状、メダルを授与! ユニークな企画満載の「デストロイヤー杯港区レスリング大会」

サインを求める列は途切れることがなかった

第1回は80選手出場だった大会、8年で703選手へ

参加選手に必ず贈られるTシャツ、メダル、記念ハガキなど

個人賞には流行りのポケモンも


 







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