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2016.10.21

伊調馨選手(ALSOK)が安倍晋三首相から国民栄誉賞を受け取る

 リオデジャネイロ・オリンピックで女子アスリートとして史上初めて4大会連続優勝を達成した女子58kg級の伊調馨選手(ALSOK)が10月20日、首相官邸で国民栄誉賞の授与式に臨み、安倍晋三首相から表彰状、盾、記念品を受け取った。

 伊調選手は紫色の晴れ着姿で出席。日本協会の福田富昭会長、青森・八戸クラブの沢内和興代表、ALSOKの大橋正教監督、父・春行さん、兄・寿行さん、姉・千春さんも同席した。

 安倍首相は「人一倍の努力、厳しい修練の積み重ねにより、最後まで勝負を諦めずに、オリンピック大会史上初めて、女子個人種目4連覇という世界的な偉業を成し遂げ、多くの国民に深い感動と勇気、世界に明るい希望を与えた」と表彰状を読み上げ、盾、記念品として金色模様の西陣織の帯を手渡した。

 レスリング界から国民栄誉賞を受賞するのは、2012年の吉田沙保里選手に続いて2人目。

 伊調選手はこのあと、都内のホテルで行われた東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けた政府主催の夕食会に出席。「表彰状と盾と記念品の帯を頂いて、本当に国民栄誉賞という栄誉ある賞を頂いたけたんだな、と初めて実感することができました。同時に、身の引き締まる思いがふつふつとわき上がってきました」と受賞の感想を話した。

 披露した着物は、多くの人の意見を聞き、自分のイメージも含めて「こんな色がいいんじゃないか、ということで選んだ」とのこと。この日受け取った金色の帯にいついては、「これからどんな着物に合わせていこうかなと、わくわくというか、楽しみな気持ちでいっぱいです」と話した。安倍首相から「(帯は)たくさんの場で着てほしい」と言われたそうで、「大切に保管するのではなく、いろんなとこでお見せできればと思います」と、今後も着物姿を披露していきたい気持ちを表した。

 4連覇を達成したとはいえ、「やり残したことだらけ。レスリング選手としてはまだまだ追究していきたいし、出せてない技もたくさんある。これからもっと追究したい気持ちはある」とのことだが、東京オリンピックを目指すかどうかは分からず、「もう少し時間がほしい」という。とりあえず、12月の全日本選手権は欠場のもよう。

 夕食会には、来日中の国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長、東京都の小池百合子知事、東京オリンピック組織委員会の森喜朗会長らが一堂に会した。

 伊調選手はこのあと、22日に広島市民球場で行われる日本シリーズ第1戦で始球式を行う。

(撮影=矢吹建夫)

記念盾の受賞

記念の金色の帯を受け取る

家族(左側の3人)らレスリング界からの出席者

受賞後、安倍首相と言葉をかわす伊調選手


 







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