日本レスリング協会公式サイト
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2016.12.22

【2016年全日本選手権・特集】健闘選手の声(女子)

(文=増渕由気子、布施鋼治、伊藤暉、岡野希春)


 ■女子55㎏級 角谷萌々果(至学館大=決勝で南條早映に敗退)「(南條は)全日本の合宿でよくやる相手で苦手意識があった。そのせいで、どの場面でも守ろうという意識が働いてしまった。対戦相手にびびってしまって自分のレスリングができなかった。もっと自分に自信がつくような練習をしていきたい。今回は55㎏級でちゃんと優勝して、53㎏級に行きたかったけど、何もできないまま終わってしまった。もっと練習して55㎏級で優勝できるようにしたい。大学の先輩である菅原ひかり先輩(現岩手・種市高教)を目指してやっていて、先輩を超えられるように頑張りたい」


 ■女子60㎏級・香山芳美(早大=決勝で坂上嘉津季に敗退)「今年4月からけがが続いていた。4月にひざ、8月のインカレでひじを、それぞれけがした。それ以降は満足に試合に出場することができなかった。今回はやっとけがを治して出られた大会だったので、最初はあんまり勝とうと思っておらず、楽しんでやろうと思っていた。でも、決勝で負けたら思ったより悔しくて…(涙声)。決勝で闘った坂上選手とは私が高3の時に出場したこの大会でやっていて、その時も負けているけど、今回も気持ちの面でも技術の面でも私より上でした。(準決勝を争った)川井選手も高校3年の時の合宿での練習試合では負けていました。でも、今回はけがをした中でやってきたことを出そうと思った。その結果、勝てたかなと思いますね」


 ■女子60㎏級・川井友香子(至学館大=負傷からの復帰戦、準決勝で香山芳美に敗退)「今年6月、左肩の手術をしました。肩を脱臼するようになったので、骨を移植して外れないようにしました。今でもたまに痛いことがあり、今日もちょっと気になりました。練習に復帰したのは11月。復帰できたことに感謝しています。(試合後は涙を流し)勝てない相手ではなかったので悔しい。まだ実力不足ですねけど、レスリングは楽しいと思いました。(姉・梨紗子のリオデジャネイロでの活躍を見て)次は自分だと思っていました。姉には『この大会は結果よりも復帰できたことに感謝しなさい』と言われました。今後は63㎏級でやりたい」


 ■女子60kg級・坂野結衣(日大=今月の世界選手権出場に続く出場も優勝ならず)「世界選手権であのような試合(逆転負け)をしてしまったので、今回は絶対に優勝したかったのですが、弱かったので負けたのだと思います。日本で勝てないと世界では勝てないので頑張りたいし、練習したい。今年は非オリンピック階級の世界選手権に出場することができて、なかなかできない経験ができた。来年につなげられる1年だったと思っています」


 ■女子60kg級・河内美樹(日体大=同大学期待の選手だが、上位入賞ならず)「悔しいです。(敗因として)組み手、一つ一つの技の正確さが足りませんでした。ワンチャンスをものにできるように、一瞬の隙をつくレスリングをしていきたいです。そのためには練習、練習、練習です。(日体大では)週3回、男子の先輩と練習させていただいています。先輩方の意識や自分に足りないところが分かるので勉強になっています。(来年の目標は)全日本で勝つことなので、勝てるように頑張ります」


 ■女子63kg級・伊藤友莉香(自衛隊=けがから復帰し、約1年半ぶりの試合で3位)「右ひざの前十字じん帯と半月板の手術をして、そのあと左の膝を手術しました。試合は1年半ぶりです。優勝するつもりでやってきたけど、甘くないなと思った。けがをしていろんな人に支えてもらった。本当にやめようかな(引退)と迷った中、戻ってこられました。でも、自分がやってきたことがあまり出せなかった。点数もつけられないくらい(悪い)。今はオリンピックと口に出せない状態。国内で勝たないと意味がないので、一つ一つ勝っていきたいと思う」


 ■女子63kg級・源平彩南(至学館大=同門の先輩に逆転負けして2位)「前回闘った時は1点も獲れなくて、今回は点数が獲れたことは良かった。(リードしていたのに)本当にもったいない。勝ちたいと思ってやっているので油断はしていないし、必死に闘っていたんですが、甘かった。気持ちが弱いので、勝ちにこだわって練習しないといけない。(この階級のオリンピック金メダリストが不在で)今回はチャンスだった。次は自分だと思っている。一番になろうとして試合にはでているので、負けて悔しい」


 







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