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2017.01.11

男子フリースタイルの全日本チームが合宿スタート

 男子フリースタイルの全日本チームが1月10日、東京・味の素トレーニングセンターで今年初の合宿をスタート。昨年12月の全日本選手権の上位選手を中心に、1年のスタートを切った。体力測定も予定され、15日まで行われる。

 栄和人・強化本部長は不在だったが、西口茂樹・副本部長(拓大教)を通じ「東京オリンピックはすぐにやってくる。自分が絶対に出るんだ、という気持ちを強くもって頑張ってほしい」とメッセージを送り、選手へ気持ちを伝えた。

 同副本部長と赤石光生・強化本部長補佐(ジャパンビバレッジ)は、ともに猛練習の必要性を訴えつつも、けがをしないよう細心の注意を払うことを望み、男子フリースタイルの井上謙二・強化委員長(自衛隊)は「練習だけでなく、生活面でも襟を正し、施設を使わせてもらうことに感謝の気持ちを持ち、あいさつなどをしっかりして日本代表の自覚をもってほしい」と要望した。

 同委員長は「勝負は1年ごと。今年は8月の世界選手権(フランス)に向けて全力を尽くし、選手の意識づけをしていきたい。自発的にできる選手だけが集まっていると思うが、スペシャリストのコーチに意識をいっそう高めてもらい、実力をアップさせたい」と話した。

 男子フリースタイルは今月の下旬、軽中量級(57~74kg級)はロシアに遠征して「ヤリギン国際大会」に出場し、重量級(86kg級以上)は米国へ遠征して合宿と「デーブ・シュルツ国際大会」への出場を予定。61kg級の樋口黎(日体大)と74kg級の高谷惣亮(ALSOK)のオリンピアンを筆頭に全日本選手権の1、2位選手が海外へ飛び立つ。

 ロシア遠征へ同行する同委員長は、コーチとして何度かこの大会に参加している。「世界選手権と同等、と言っていいようなレベルの大会。日本チームも胸を張れるメンバーをそろえた。自分たちの実力がどこまで通じるかを試させ、2月の合宿で復習させる」と話し、冬の前半は実戦をおり交ぜた強化に取り組む。

■家庭を持ち、新たな気持ちで東京オリンピックを目指す高谷惣亮(ALSOK)

 チーム最年長の高谷は、リオデジャネイロ後は落ち込んでいたが、全日本選手権で6連覇を達成し、気持ちよく新年最初の合宿に参加できた。「負けた状態でいるのはつらいですね。全日本選手権で勝ったことでモチベーションが違います。合宿では若い選手も多く、気が引き締まる。高谷は元気だ、ということを見せていきたい」と、チームを牽引する自覚は十分。

 気持ちを新たにする材料がもうひとつ。きょう1月11日、「1」が3つ並ぶ縁起のいい日を選んで約5年間交際していた一般女性と入籍する。よく「背負うものができると人間は強くなれる」というが、「背負う…、というより、ボクにとっては勝利の女神なんです。つきあった直後にロンドン・オリンピック出場が決まり、リオデジャネイロにも行けました。引き続き、そのパワーをもらいたい」と言う。今後は、より強力な“タッグチーム”となって2020年東京オリンピックを目指すことになりそう。

 「2人で目指す東京オリンピックだね」との問いに、「2人とは限りません。(子供ができて)3人、4人になるかも。守るべき城をかかえ、しっかり頑張りたい」と、新しい年の飛躍を誓った。

高谷惣亮(ALSOK)の練習を新任の太田拓弥コーチ(早大コーチ)が見つめる

日本のトップに返り咲いた57kg級の高橋侑希(ALSOK)も元気に参加

97kg級全日本王者の赤熊猶弥(左=自衛隊)と86kg級王者の松坂誠應(日体大)のスパーリングを小平清貴コーチ(警視庁)が見つめる

重量級選手のスパーリング。東京オリンピックの最低限の目標は全階級出場!


 







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