世界レスリング連盟(UWW)は2月1日、公式ホームページ上で、今月16~17日にイランで行われる男子フリースタイルのワールドカップの米国の参加問題について、「世界最高のレスラーが世界最高の闘いの機会を得られることに全力を尽くす」との声明を発表した。
UWWは米国とイランの政治上の問題に言及することはないとしつつ、政治を超越した両国レスリング協会の協力は「レスリング界の金字塔」と主張。「レスリングは政治を超越する能力と同義語」としている。
世界の主要メディアは、UWWがイラン外務省に対して、同国でのワールドカップに米国選手の参加を許可することを求める声明を出したことを報じた。
米国のトランプ大統領はイランを含む7ヶ国の入国禁止を打ち出し、イランは対抗措置として米国人の入国拒否を検討している。米国レスリング協会はワールドカップへの参加の意思を示している。