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女子の“競技人口”は2000人! イランの女子レスリング関係者が来日

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■2016年3月1日:イラン女子レスリング事情…UWW女性委員会メンバー、ファルナス・パナヒザデフさんに聞く(下)


 2年前にスタートしたイランの女子レスリング関係者が2月20日に来日。21日に至学館大の練習を視察し、22日に東京・味の素ナショナルトレーニングセンターを見学した。

 来日したのは、イラン協会国際部ディレクターで世界レスリング連盟(UWW)女性委員会委員のファルナス・パナヒザデフさんや、イランの女子部の副会長ら5人。イランはイスラム教の戒律により、女性が肌を露出することを禁じているため、シングレット姿になるオリンピック・スタイルの女子のレスリングを実施することができない。

 そのため、UWWがレスリングスタイルとして認め、道着姿で闘う「ベルトレスリング」や「グラップリング」に取り組んでいる。昨年はキルギスで行われたベルトレスリングの世界選手権にフル階級(12階級)出場し、メダル6個を獲得。ベラルーシで行われたグラップリングの世界選手権にも出場した。

 パナヒザデフさんによると、イランの女子の競技人口は、いわゆるアスリートは100人程度だが、全国で親しむ人となると、すでに2000人に達しているという。「女子のレスリング熱は高まっています。世界で一番強い日本で練習方法や練習環境を学ぼうと訪問しました」と、その目的を説明した。

至学館大の選手とともに

至学館大の練習を見て感じたことは、「みんな熱心にやっています。世界一になるだけのことはありますね」-。練習の激しさと自主性に感心したようで、同行したグラップリングのコーチも感じるものがあったようだ。

 また、「日本でもベルトレスリングやグラップリングを普及させていただき、協力関係をつくりたい」と要望した。

 22日は都内で日本協会の福田富昭会長らと会食し、スピードスケートのような全身を覆う着衣の上からシングレットを着て闘うことを提案されたという。同様のことは、すでにイランがUWWに提案しているそうで、「それが実現すれば、イランだけでなく他のイスラム教の国でも女子のレスリングが発展すると思います」と話し、女子レスリングの世界的な普及を望んだ。

※ファルナス・パナヒザデフさんの一問一答は、後日掲載します。


※以下の写真は、スマホの機種によっては右側が切れます。

登坂絵莉(後列右端)らオリンピック金メダリストとともに

至学館大の寮も訪問。左端は栄和人強化本部長

東京・味の素ナショナルトレーニングセンターへ

練習器具に興味津々

パワートレーニングに挑戦

負傷のため遠征を取りやめてトレーニング中の期待のホープ、南條早映選手に遭遇



 

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