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各スタイル10階級(オリンピック6階級)へ、具体的な階級は8月の理事会で決定…UWWがホームページで発表

 世界レスリング連盟(UWW)は3月17日、ホームページで2018年1月からのルール改正を発表した(クリック)。

 大きな変更点は、現在各スタイル8階級の階級区分を10階級に増やすことと(オリンピックは6階級のまま)、1回戦から決勝まで1日でやっているシステムを2日間かけてやること、および、それに関する計量について。

 そのほか、世界選手権では具体的な得点ポイントによりトップ4選手をシードして実施するという。

 この変更は、UWW技術委員会が提案し、UWW理事の投票によって決定したという。

 発表されたルール改正点は下記の通り。


 《階級数変更》

■各スタイル8階級を10階級に変更。

■具体的な階級は、シニア、U-23、ジュニアの各部門とも、UWWのいくつかの委員会、加盟各国協会、UWW理事、選手からの意見を判断し、今年8月の世界選手権(フランス)の際に行われる理事会において、理事の投票によって決める。

■同理事会では、シニアとジュニアの階級区分を同じにするかどうかの論議も行う。

■技術委員会の何人かは、カデットとスクールボーイの階級区分は変更の必要はないと言及している。

■実施は2018年1月1日。

(注)技術委員会がUWWに提案した階級区分は下記の通り。
◆男子両スタイル=55、60、65、70、75、80、85、90、100、130kg級
    (オリンピックは60、70、80、90、100、130kg級)
◆女子=48、51、54、57、60、63、66、69、72、78kg級
    (オリンピックは48、54、60、66、72、78kg級)

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 《2日間の試合》

■1回戦から決勝を2日間で実施する。2日目は敗者復活戦とファイナル(注=準決勝進出選手に敗れた選手が敗者復活戦へ進むという案もあったが、今回の発表では特に記載はない)。

■7月の欧州カデット選手権と9月の世界カデット選手権でテストし、成功すれば、2018年1月1日から実施する。

■計量は各日の朝計量とし、2日目は規定の2kgオーバーで計量する。

■2日目に実施される敗者復活戦は、その日からスタートする階級の予選ラウンドと並行して行う(注=現在は敗者復活戦のみのセッションで行われているため、試合間隔が空いてしまうための措置。新システムはマットの空き時間が少なくなるとしている)

■テスト2大会の大会スケジュールは、数週間のうちに発表する。

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 《世界選手権でのシード制》

■世界選手権でトップ選手を分けるため、客観的なランキング制を導入。4選手をシード選手とする。

■2017年世界選手権は、2016年リオデジャネイロ・オリンピック、同年世界選手権(非オリンピック階級)、2017年大陸選手権の結果をポイント化して決める。

■2018年からは、世界選手権、大陸選手権に加え、UWWが選んだ国際大会を加え、結果をポイント化して決める。

■世界選手権は、1位=25点、2位=20点、3位=15点、5位=10点、7位=8点、8位=6点、9位=4点、10位=2点

■大陸選手権は、1位=12点、2位=10点、3位=8点、5位=7点、7位=4点、8位=2点

■UWW指定の国際大会は、1位=8点、2位=6点、3位=4点、5位=2点

(注)個人のポイントなのか、国のポイントなのかの明確な説明はない。

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 《出場が6・7選手の場合の組み合わせ》

■2ブロックに分けて総当たりリーグ戦を行い、1位同士が決勝、2位同士が3位決定戦…を実施する(注=現行は最初の試合に負け、その1試合だけであるにもかかわらず3位となる場合があるための変更)。

■2018年1月1日から実施する。

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 《消極レスラーへのペナルティー》

■消極的な選手へのペナルティーに関してマイナーチェンジを行う。

■今月末に行われるU-23欧州選手権(ハンガリー)で最終調整する。

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 《男子グレコローマンのパーテール・ポジション》

■グレコローマンにおける(パッシブの際の)パーテール・ポジションの選択のルールについては、今後行われる欧州の2つの大会で研究し、すぐに技術委員会によって改善点を論議する。

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 《団体戦におけるドーピング違反》

■2018年以降、ワールドカップなどの団体戦でドーピング違反の選手がいた場合、その個人の成績のみならず、チームの成績を無効とする。

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 《国別対抗得点》

■現行の制度(1位=10点、2位=9点、10位=1点…)は大デレゲーションの国が著しく有利なため、新しい得点システムを提案する。

■新制度は、1位=25点、2位=20点、3位=15点、5位=10点、7位=8点、8位=6点、9位=4点、10位=2点

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 《ビッグイベントにおけるカメラの増加》

■審判委員会からチャレンジの際のカメラの増加を求める要望があり、これを受け入れた。審判団の判断の正確性が増し、観客へのサービスにつながる、としている。



 

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