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2017.03.22

【全国高校選抜大会・展望(学校対抗戦)】日体大柏(千葉)が強さを見せるか、昨年優勝の鹿屋中央(鹿児島)、重量級が強い花咲徳栄(埼玉)は?

 風間杯全国高校選抜大会は3月27日(月)~29日(水)に新潟・新潟市体育館で行われる。学校対抗戦は、昨年は鹿屋中央(鹿児島)が創部21年目で初優勝、優勝旗が37年ぶりに関門海峡を渡った。夏のインターハイでは、名将・大沢友博監督率いる日体大柏(千葉)が創部2年目で初優勝。今年は創部3年目での春夏連覇をを目指す。

 学校対抗戦(27・28日実施)の見どころをさぐった。

《学校対抗戦トーナメント表》


 昨年のインターハイを1・2年生のチームで制した日体大柏(千葉)の優位は動かない。2月の関東高校選抜大会は、決勝の7-0で“完封”を含めて4試合をすべて5-2以上のスコアで快勝。個人戦では3階級で優勝し、2位が5選手と強さを見せた。

 予想されるメンバーは下記の通り。

▼50kg級 竹下雄登=2017年関東高校選抜大会3位
▼55kg級 山口海輝=2016年インターハイ優勝、2017年関東高校選抜大会優勝
▼60kg級 伊藤謙心=2017年関東高校選抜大会2位
▼66kg級 奥井真吉=2017年関東高校選抜大会2位
▼74kg級 井筒勇人=2017年関東高校選抜大会優勝
▼84kg級 白井達也=2017年関東高校選抜大会3位
▼120kg級 アビッド・ハルーン=2017年関東高校選抜大会優勝

 控え選手の中にも全国トップレベルの選手がおり、激しいレギュラー争いによってチーム力がいっそうパワーアップされていることが予想される。

 ただ、高校生の場合は、よほどの選手でなければダントツで勝ち続けるのは難しく、短期間で急成長する選手も多い。他校も奮闘しているわけで、2月の結果がそのまま全国大会で通用するとは限らない。勝負は、どう転ぶかは分からない。

 日体大柏に迫るチームとしては、昨年優勝、インターハイは準決勝で日体大柏に敗れて3位だった鹿屋中央(鹿児島)、重量級に全国王者級の強豪を抱える花咲徳栄(埼玉)が挙げられよう。

 鹿屋中央は全九州大会決勝で玉名工(熊本)に不覚を喫したが、インターハイ50kg級3位で全九州選手権を制した高山塁、アジア・カデット選手権69kg級3位の坂野秀尭らが中心となったメンバーに期待がもてる。どう仕上げてくるか。

 花咲徳栄は、84kg級に昨年2年生ながら高校三冠を制した石黒隼士、120kg級に国体96kg級を制した吉田ケイワンの2人が腰を据え、大きな強み。関東高校選抜大会でもこの2選手が日体大柏を破った。軽量級の奮戦で流れをつかめば、日体大柏の牙城を崩せる可能性は十分。

 他に、鹿屋中央を破って九州を制した玉名工(熊本)、近畿を制した和歌山北(和歌山)、東北優勝の秋田商(秋田)などが、どこまで食いつけるか。

 玉名工は全九州選手権の個人戦では1人しか優勝がないながらも学校対抗戦を制した。まんべんなく戦力がそろっている。和歌山北は近畿予選の全3試合を6-1で勝ち上がった。秋田商は東北大会の全試合を5-2以上のスコアで制し、個人戦でも5階級を制した強さがある。

 組み合わせは、日体大柏と鹿屋中央がお互いに勝ち上がれば準決勝で対戦。反対側のブロックでは、玉名工と秋田商が3回戦で対戦し、そこを勝ち上がったチームと花咲徳栄が準決勝で激突しそうなトーナメントとなっている。下馬評通りになるか、それとも波乱の大会になるか、目が離せない。

 各ブロックの優勝校は下記の通り。

【北海道】帯広北、【東北】秋田商(秋田)、【関東】日体大柏(千葉)、【北信越】敦賀気比(福井)、【東海】沼津城北(静岡)、【近畿】和歌山北(和歌山)、【中国】隠岐島前(島根)、【四国】多度津(香川)、【九州】玉名工(熊本)、【開催県】県央工


 







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