日本レスリング協会公式サイト
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2017.04.09

チームリーダー、または代理が抽選…2018年からの「1階級2日間システム」

 世界レスリング連盟(UWW)が来年から実施する「1階級2日間システム」のテスト大会のひとつ、世界カデット選手権(ギリシャ・アテネ)のスケジュールが明らかとなり(参照)、同時に 「1階級2日間システム」に関連した修正ルールも発表された。

 試合の前日に行われる抽選は、チームリーダー、または代理スタッフが行うことが分かった。それらのスタッフが不在だった場合は、UWWのテクニカル・デレゲートか責任ある立場のスタッフが抽選する。したがってエントリーした選手は必ずトーナメント表に名前が載る。

 組み合わせのルールは従来と同じで、トーナメントの下方に「qualification round」(注=本HPでは「1回戦」と表記)が固められる。翌朝に行われるメディカル・チェックと計量で失格選手が出てもトーナメントの組み直しは行わず、相手の不戦勝となる。

 2日目の計量で決勝進出の2選手がともに失格した場合、準決勝で敗れた選手同士が決勝を行い、本来なら敗者復活戦の最終ラウンドとなる試合が3位決定戦になるなど、従来報じられていなかった部分も明らかになった。

 主なテスト・ルールは下記の通り(英語による条文=pdfファイル)


 《主なテスト・ルール》=2日目を2kgオーバーで計量するなど既報ルールは除く

(注)テスト大会のルールであり、2018年から採用されることは決まっていません

 ■抽選はUWWの定める抽選システム(UWW competition management system)によって行われ、メディアに対して公開しなければならない(従来は「公の場で行う」だった)。

 ■UWWの定める抽選システムが使用できない場合は、袋などの中にエントリー選手数分の抽選札を入れて引く等の方法で、公明正大に行う(従来は「メディカル・チェックをパスした選手数分の抽選札」だった)。

 ■チームリーダー、または代理の者が自チームのすべての選手の抽選を行う。それらのスタッフがいない場合は、(大会の)テクニカル・デレゲート、または責任ある人物が抽選する。

 ■1日目に行われるメディカル・チェックと計量で失格選手が出ても、トーナメントの組み直しは行わず、相手の不戦勝となる。

 ■決勝進出の2選手がともに2日目の計量で失格した場合は、準決勝で敗れた選手同士が決勝を行う。この場合、本来なら敗者復活戦の最終ラウンドとなる2試合が3位決定戦となる。

 ■決勝進出の1選手が2日目の計量で失格した場合は、その選手に準決勝で敗れた選手が決勝進出となり、2日目の計量をパスした選手と金メダルを争う。この場合、そのブロックで本来なら敗者復活戦の最終ラウンドとなる試合が3位決定戦となる。

 ■2日目の計量で失格した選手は、1日目に獲得した勝ち点(注=英語の条文では「ポイント」となっているが、文脈により、「テクニカルポイント」ではなく「勝ち点」を指していることは明白)によって順位が決められる。

 ■出場が6選手以下の場合、ノルディック・システム(1992年まで行われていた勝ち点方式=2敗した選手から敗退)で行う。最終ラウンドのみ2日目に行う。


 







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