日本レスリング協会公式サイト
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2017.04.17

高谷大地選手や藤波勇飛選手のライバルが6月に米国・ニューヨークで総合デビュー

総合格闘技へ挑む2013年世界カデット王者のアーロン・ピコ(米国)=USAレスリング協会ホームページより

 世界カデット選手権や世界ジュニア選手権で藤波勇飛選手(山梨学院大=当時三重・いなべ総合学園高)、高谷大地選手(自衛隊=当時拓大)と激闘を展開し、米国の次世代のホープと思われたアーロン・ピコ(20歳)が、6月24日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われる総合格闘技イベント「ベラトール180」でデビューすることになった。対戦相手は未定。
 
 ピコは高校のカリフォルニア州チャンピオンなどを経て、2013年世界カデット選手権(セルビア)63kg級決勝で藤波勇飛を8-6で破って優勝。2014年世界ジュニア選手権(クロアチア)66kg級では1回戦で高谷大地に7-5で勝つなどして2位へ。2015年の世界ジュニア選手権(ブラジル)では日本選手との対戦はなかったが3位となり、今後、日本選手のライバルの一人になると思われていた。
 
 米国レスリング協会のホームページによると、ピコは2014年には「ベラトール」と契約し、支援を受けていたというが、2016年リオデジャネイロ・オリンピック出場を目指し、レスリングに専念していた。昨年の米国のオリンピック予選では65kg級に出場して2位に終わり、出場を逃してプロ転向となったもよう。
 
 ボクシングでもジュニアのゴールデン・グラブ賞を受賞しており、米国の格闘技&スポーツ・メディアは「レスリングとボクシングの強烈なバックボーン持った若き格闘家がプロデビューする」などと、かなり大きく報じている。
 
 世界最大の総合格闘技イベント「UFC」のライトヘビー級王者に2004アテネ・2008年北京両オリンピック代表のダニエル・コーミエが君臨するなど、米国の総合格闘技はレスリング出身選手が幅をきかせているが、多くはレスリングのキャリアを終えてからの総合入り。
 
 ピコのように世界レベルの実績を持つ20歳のレスリング選手の総合入りは初めて。結果が注目される。ただ、レスリング活動の終了は明言していない。


 

 






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