日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2017.05.27

米ロの“歴史的王者”が今夏の世界選手権(フランス)で激突か!

 リオデジャネイロ・オリンピックの男子フリースタイル86kg級金メダリストのアブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)が、ロシア・レスリング協会のホームページで今年は97kg級で闘うことを明らかにした。

 現在、通常体重は96kg前後とのこと。来年1月1日に予定されている階級区分の変更が世界レスリング連盟(UWW)の技術委員会の提案通りになれば、90kg級が闘いの場になるため、もう86kg級で闘うことはしないという。

 一方、体重を増やしすぎると90kg級への減量がきつくなるため、現在の体重のまま97kg級で闘う予定という。

 サデュラエフは2014年世界選手権(ウズベキスタン)で18歳にして世界チャンピオンへ。翌年の世界選手権(米国)でも勝ち、史上初と思われる10代で世界選手権2連覇の快挙を達成した。20歳の昨年はオリンピックで勝ち、3年間負け知らずの快進撃を続けている。

 サデュラエフの階級アップ宣言を受け、リオデジャネイロ・オリンピック97kg級金メダリストのカイル・スナイダー(米国)が反応。自身のツイッターで「今日はとても美しい日だ。太陽が輝き、鳥が鳴いている。そして、サデュラエフが97kg級へ来る」とつぶやき、歓迎の気持ちを表した。

 レスリングを扱うメディアも総じてこのニュースを取り上げ、NBCのスポーツサイトは「カイル・スナイダーは2年半、このニュースを待ち望んでいた」と報じている。

 スナイダーは2015年世界選手権で初出場初優勝。この時19歳で、世界選手権の優勝およびメダル獲得は米国史上最年少。リオデジャネイロ・オリンピックでも勝ち、米国史上最年少のオリンピック王者に輝いた。

 サデュラエフは、国内でリオデジャネイロ・オリンピック代表で今年の欧州選手権2位のアンゾール・ボルツカエフという壁があり、6月12~14日のロシア選手権で激突する予定。スナイダーも6月9~10日のチームトライアル(世界選手権代表決定戦)を勝ち抜かなければ、世界選手権に出場できない。

 ともに出場したとしても、階級を変えたサデュラエフにシード権がないため、初戦で激突する可能性もある。米ロの“歴史的王者”の激突は、やはり決勝での実現が期待されよう。


 







2023年世界選手権/激戦の跡
JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

サイト内検索


【報道】取材申請について
-------------

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。


アスリートの盗撮、写真・動画の悪用、悪質なSNSの投稿は卑劣な行為です。
BIG、totoのご購入はこちら

SPORTS PHARMACIST

JADA HOMEPAGE

フェアプレイで日本を元気に