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2017.06.11

2020年東京オリンピックの競技別出場選手数が決定、レスリングは56選手減の288選手…IOC理事会


 国際オリンピック委員会(IOC)は6月9日、スイス・ローザンヌで臨時理事会を開催。2020年東京オリンピックで、柔道混合団体、卓球混合ダブルス、バスケットボール3人制などの種目増を承認する一方、レスリングの出場選手数を3スタイルで288選手と決定(男子各スタイル96選手、女子96選手)。昨年のリオデジャネイロ・オリンピックの344選手から56選手も少なくなる“狭き門”となることが決まった。

 実施階級数は変わらないため、1階級16選手での闘いとなる(リオデジャネイロは、1階級あたり男子19選手、女子18選手のほか、ワイルドカードによって全体で8選手)。

 今回の決定では、陸上が105選手も減らされ(それでも男女で1900人)、2番目の削減競技が重量挙げで64選手減(同196選手)。レスリングの56選手減は3番目の削減数。IOCのトーマス・バッハ会長は、陸上と重量挙げの削減の理由を「ドーピング違反の数。強い警告」としている。

 他に減らされたのは、競泳、水球、ボート、セーリング、射撃。レスリング削減の理由は明らかにされていないが、ドーピング違反者は決して多くはないので、不人気競技であるためか、後述する通り、男女同数への努力不足に対する警告であることが推測される。

 3人制を導入したバスケットボールは,その分が上積みされて64選手増の352選手となった。

 IOCはオリンピック改革で、男女の種目数・選手数の同数化を推進。今回の決定で、東京オリンピックにおいて、全競技における女子の割合は48.8%となる。レスリングは33%で、これはボクシングの28%に次いで低い数字。

 多くの競技が男女同数を実現しており、男女の選手数が違うのは、女子の方が多い水泳と体操を入れて7競技(東京のみで実施される野球&ソフトボールを除く)。40%を切っているのは、レスリングとボクシングの2競技だけ。

 ◎男女の選手数が違う競技

(1)体 操  男子114選手・女子210選手(女子65%)=体操は男女同数、新体操が女子のみ
(2)水 泳  男子664選手・女子746選手(女子53%)
           =競泳、飛び込み、遠泳は男女同数、シンクロは女子のみ、水球は男子が多い
(3)陸 上  男子988選手・女子912選手(女子48%)
(4)自転車  男子300選手・女子228選手(女子43%)
(5)サッカー  男子288選手・女子216選手(女子43%)
(6)レスリング 男子192選手・女子96選手(女子33%)
(7)ボクシング 男子206選手・女子80選手(女子27%)

 種目数となると、ボクシングは、リオデジャネイロでは「男子10種目(階級)、女子3種目」だったのが、今回は「男子8種目、女子5種目」に変更し、女子の比率は38%。対してレスリングはリオデジャネイロと同じく「男子12種目(階級)、女子6種目」で、女子の比率は33%。6種目の差とともに、実施競技中、最低となった。男女で差があるのは5競技だけ。

 ◎実施種目数に差のある競技

(1)水 泳  男子23種目・女子25種目(女子52%)
(2)陸 上  男子24種目・女子23種目(女子49%)
(3)セーリング 男子5種目・女子4種目(女子44%)=他に混合1種目
(4)ボクシング 男子8種目・女子5種目(女子38%)
(5)レスリング 男子12種目・女子6種目(女子33%)

 世界レスリング連盟(UWW)では、2013年のオリンピックからの除外騒動以来、人気獲得と男女差の是正に取り組んでいるが、オリンピック競技としての存続のためには、さらなる努力・改正が必要な状況であることが浮き彫りとなった。

 IOCが今回の決定について「出場選手と種目の数における男女平等の実現に向けて、大きな一歩だ」と述べていることから(ロイター通信)、男子2スタイル、女子1スタイルという状況を抜本的に変える必要に迫られる可能性も、皆無ではない。

 理事会では、2024年夏季オリンピックの招致を争う米国・ロサンゼルスとフランス・パリを24年と28年の2大会に振り分け、同時決定する作業部会の提案を承認した。総会での決議などの手続きが必要だが、24年がパリ、28年がロサンゼルスと決まる公算が出てきた。


 







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