日本レスリング協会公式サイト
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2017.06.17

【2017年全日本選抜選手権/第1日・特集】優勝選手の声(3スタイル)

(文=増渕由気子、布施鋼治、渋谷淳/撮影=矢吹建夫)


アジア王者の実力を見せた高橋侑希(ALSOK)

 ■男子フリースタイル57kg級・高橋侑希(ALSOK=アジア選手権に続いて優勝、世界選手権代表を決める)「アジア選手権で優勝して、いい流れで試合ができるかなと思ったんですが、実はあまりよくなかったのです。それでも優勝できて、素直にホッとしています。(初戦はリオデジャネイロの道を閉ざされた相手だったが)怖がっていた自分がいました。周りから『頑張れ』と応援してもらい、リベンジしたいと思って臨んだ。世界選手権は過去2回で入賞できなかったので(注=2014年は5位)、3度目の正直として上位入賞(メダル?)したいです」


 ■男子フリースタイル86kg級・松坂誠應(自衛隊=準決勝、決勝と先制されながら逆転勝ち)「ホッとしています。準決勝は首投げがくると分かっていたのに、かかってしまった。決勝は最初から自分の形で攻められず、相手に合わせてしまった。日体大から自衛隊に進み、成長した姿を見せたいと思っていたけど、まだまだ実力不足です。海外の選手とは力の差があると思うので、守るのではなく、自分から積極的に攻める試合をしたい」


 ■男子フリースタイル125㎏級3位~プレーオフ勝利・山本泰輝(拓大=辛うじて世界キップを獲得)「(準決勝の田中哲矢戦の敗因は)相手のプレッシャーを抑えようとして、結果的に自分の技を出せず下がってしまった。(プレーオフでの開始早々のタックルは)準決勝で負けて、いろいろな人から『攻めるレスリングをしないと勝てない』と言われ、最初から攻めて行こうと考えまたからです。アジア選手権で3位と言っても、1回戦で負けて3位決定戦で勝っただけですから1勝しかしていない。このままだと世界選手権での1回戦負けは目に見えているので、練習で頑張って勝てるようにしたい」


決勝で飛び出た高橋昭五(警視庁警察学校)の巻き投げ

 ■男子グレコローマン66㎏級・高橋昭五(警視庁警察学校=全日本選手権決勝の相手に今回も接戦の末の勝利)「一番は結果を残すことなので、それを達成できたのですごくうれしい。(第1ピリオドに決めた巻き投げについて)前にプレッシャーをかけて巻き投げを狙うという僕の形がしっかりと出ました。1回戦から決勝まで全員日体大の学生かOB。最後の最後まで一緒にスパーリングをしてきた選手なので、やりづらかった。2~5月には海外遠征に多く行かせていただいて、自分がどこまで通用するのかを感じることができた」


 ■男子グレコローマン80㎏級・前田祐也(鳥取・鳥取中央育英高職=国内第一人者の地位守る)「結果を残せたので職場にもいい報告ができる。決勝は、最初に2点取って、それを守り切るレスリングはしたくなかった。でも、足が重くなって前に出られなかった。後半になると足が出なくなるので、そこは課題かな、と。地方にいると、練習環境は人の2倍やろうとしても、東京でやっている人と比べるとやっていないに等しい。『これでいいのか』と確認しながらやるように努めています。(世界選手権に向け)メンタル面や技術面を落とさず向上していくように調整していきたい」


 ■男子グレコローマン98kg級・奈良勇太(日体大=下馬評通りの優勝)「国内の大会では無失点で勝つことを目標にしている。最後に追い込まれて失点したので、そこを改善しないといけない。決勝はきつい闘いになるだろうなと思っていたので、6分間闘うことと、前に出ることを意識して闘いました。5月のアジア選手権ではふがいない試合をしてしまったので、世界選手権(フランス)は1勝できるように頑張りたい。(日体大の)同期の文田健一郎、樋口黎も(最終日に)必ず勝つと思う。同期3人でフランスに行って、いい結果を残せるように頑張りたい」


優勝し会心の笑顔を見せた坂上嘉津季(ALSOK)

 ■女子58kg級・坂上嘉津季(ALSOK=全日本選手権は60kg級で優勝、世界選手権は58kg級代表が濃厚に)「絶対に優勝して世界選手権に行くという強い気持ちでした。(世界選手権は米国のヘレン・マルーリス=リオデジャネイロ53kg級金=やロシアのワレリア・コブロワ=同58kg級銀=の出場が予想されるが)土性沙羅選手や川井梨紗子選手がいる世界で一番強いチームで練習しているので、これから対策を練りたい。3年前の世界選手権ではメダルを獲れずに悔しかった。(伊調馨がオリンピックで金メダルを獲った階級で)伝統を引き継げるように頑張りたい」


 ■女子75kg級・鈴木博恵(クリナップ=盤石の内容で世界選手権出場を確定的に)「全日本選手権で(優勝して)、これでレスリングやめようと思っていたけど、会社の方や親とも相談し、もう1回頑張ろうと気持ちを切り替えて練習してきました。(決勝で勝って、珍しくガッツポーズ)もっと接戦になると思ったけど、自分から入って取って、グラウンドでも返せたので、思わず出てしまったのだと思います。世界選手権で、もう一度パワーのある外国人選手と闘えると思うとワクワクします」


 







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