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2017.06.28

伊調馨選手(ALSOK)のオリンピック4連覇がギネス世界記録へ

 昨年のリオデジャネイロ・オリンピックで、あらゆる競技の女子個人で初めて4大会連続の金メダルを取った伊調馨選手(ALSOK)の記録が、ギネス世界記録に認定され、6月27日、都内のALSOK本社で小池真理子・ギネス世界記録公式認定員から認定証が授与された。

 認定されたのは、オリンピックにおける女子個人の連続最多優勝回数と最多金メダル獲得数の2つ。

 伊調選手は「大変うれしく思います。レスリングの追求を周りの方に支えられながらやってきて、4連覇することができました。その結果、こうしてギネスの認定証をいただくことになり、本当にうれしく思います」とあいさつ。

 一方で、「4連覇の時もそうでしたが、すごいことをした実感はありません。レスリングが好きで、追求してきた結果でこうなりました。ギネスのことは昔から知っていて、凄い人しか取れないものだと思っていました。自分がいただくことになって、不思議な気持ちです」とも話した。

 詰めかけた多くの報道陣の注目は、2020年東京オリンピックを選手として目指すのかどうか。「まだ決めていません」との答えに対し、「選手として目指すのか、指導者として目指すのか、どちらの比率が大きいか」といった踏み込んだ質問もとんだ。

 伊調選手の答えは「その日によって違います。オリンピックの直後は、(次に)選手として挑む気持ちはなかったのですが、時間がたって(他の選手の)試合を見ると、選手としての気持ちに傾くこともあります」。流動的であり、“ハーフ・ハーフ”(五分五分)を強調した。

 しかし、報道陣は“追及”の手をゆるめない。将棋で中学生の藤井四段が新記録となる公式戦29連勝を達成したことは「刺激になるのでは?」と言った質問もとび、「5連覇を目指します」と言わせたい意図がありあり。「挑戦する心を持つことがいい結果になっていると思います。挑戦をやめると連勝も止まってしまうでしょう」と返したが、それと自身の行動がイコールなのかどうかは不明だ。

 ギネス世界記録とは、さまざまな分野の世界一を集めた記録集で、長い間、「ギネスブック」と呼ばれていた。出版元が変わり、現在は「ギネス世界記録」(Guinness World Records)と改称されたが、世界で1億2000万冊が発行されていると言われるベストセラーの書。

 日本レスリング界では、1964年東京オリンピックで優勝した渡辺長武選手の「189連勝」が認定されているほか、2012年に吉田沙保里選手がオリンピックを含めて13大会連続世界一を達成したことで認定された。


 







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