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2017.07.28

【展望/インターハイ・男子個人戦】稲葉海人(山梨・韮崎工)、山口海輝(千葉・日体大柏)、石黒隼士(埼玉・花咲徳栄)が連覇に挑戦

 今年のインターハイは7月30日(日)~8月2日(水)に山形県上山市・三友エンジニア体育文化センターで行われ、8月1~2日に男子の個人戦が行われる。

 重量級は3月の全国高校選抜大会の上位選手による争いが再現されそうだが、軽量級は昨年から階級を変えたりし、予測しづらい顔合わせが実現しそう。そうした中でも、55kg級の稲葉海人(山梨・韮崎工)、60kg級の山口海輝(千葉・日体大柏)が、84kg級の石黒隼士(埼玉・花咲徳栄)が2年連続優勝を目指す。稲葉、山口は階級を変えての挑戦。

 各階級の見どころをさぐった。


 《大会日程》
7月30日(日) 午前9時     開会式
            午前10時30分 学校対抗戦(1~3回戦)
7月31日(月) 午前8時     学校対抗戦(準々決勝~決勝)
           終了後      女子個人戦(1回戦~準決勝)
8月1日(火) 午前9時     女子個人戦(決勝)/男子個人戦(1~3回戦)
   2日(水) 午前9時     男子個人戦(準々決勝~決勝)/表彰式

 《三友エンジニア体育文化センター》
〒999-3241 山形県上山市けやきの森2番1
山形新幹線・奥羽本線/かみのやま温泉駅 徒歩15分(約1km)
東北中央自動車道/山形上山IC~国道13号線(約8km)
http://www.taibun.com/index.html


《トーナメント表》

50kg 55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg

 【50kg級】
 
 全国高校選抜大会の王者(谷口龍我=千葉・日体大柏)は不出場。同3位の竹下雄登(千葉・日体大柏)が最有力か。JOC杯カデット50kg級と関東高校大会でも優勝しており、勢いがある。同じブロックにいる昨年3位の高山塁(鹿児島・鹿屋中央)、JOC杯カデット46kg級優勝の小川颯太(青森・八戸工大一)らが阻止できるか。
 
 反対のブロックからは、全国高校選抜大会3位の澤谷孟(島根・隠岐島前)が決勝に勝ち上がってくるか。
 
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 【55kg級】
 
 全国高校選抜大会の王者(山口海輝=千葉・日体大柏)は階級を上げた。同3位でJOCカデット54kg級優勝の山口叶汰(静岡・焼津水産)が優勝候補と考えられる。
 
 準決勝までの同じブロックに、山口海輝に代わって日体大柏から出場する全国高校選抜大会60kg級3位の服部大虎、同50kg級2位の森川海舟(東京・自由ヶ丘学園)がいる。だれが決勝へ進むか。
 
 反対のブロックからは、昨年50kg級優勝の稲葉海人(山梨・韮崎工)が勝ち上がるか。昨年の中学53kg級二冠王者の藤田颯(埼玉・花咲徳栄)の闘いも注目される。
 
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 全国高校選抜大会を制したのは小川航大(青森・八戸工大一)。ここに、昨年55kg級優勝で、全国高校選抜大会も55kg級を制した山口海輝(千葉・日体大柏)が階級を上げて挑む。JOC杯ではジュニア55kg級を制しており、勢いは十分。
 
 同じブロックに、同3位でJOC杯カデット58kg級優勝の榊流斗(東京・帝京)もいる。勝ち上がれば、準々決勝で山口と榊が対戦し、勝者が準決勝で小川と闘う。
 
 同2位の鈴木歩夢(埼玉・埼玉栄)は反対のブロックで、組み合わせ的には有利な位置にいる。
 
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 【66kg級】
 
 昨年3位で、今年の全国高校選抜大会優勝、アジア・ジュニア選手権で優勝した安楽龍馬(山梨・韮崎工)がリードしている状態。同じブロックに、昨年3位の基山仁太郎(三重・いなべ総合学園)、JOCカデット63kg級優勝の伊藤謙心(千葉・日体大柏)がいるので、安閑としてはいられない。基山と伊藤は3回戦で闘う組み合わせなので、安楽に有利な状況ではある。
 
 反対のブロックでは、全国高校選抜大会3位の米澤凌(秋田・秋田商)のほか、昨年の中学二冠王者(59・66kg級)で、JOC杯カデット69kg級で勝ち、関東高校大会も勝った佐藤匡記(東京・帝京)の躍進もありうる。
 
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 【74kg級】
 
 全国高校選抜大会優勝の坂野秀尭(鹿児島・鹿屋中央)、同2位の伊藤朱里(京都・網野)、同3位の丸目哲郎(愛知・星城)内田貴斗(和歌山・和歌山北)がそろった。同大会の準決勝と決勝でも圧勝した坂野が有利か。
 
 ただ、坂野が唯一苦戦した井筒勇人(千葉・日体大柏)と同じブロック。井筒はJOC杯ではジュニア74kg級で3位になる実力を見せている。再度の激戦となるか。
 
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 74kg級と同じく、全国高校選抜大会の1~3位の4人がそろった。優勝が山田修太郎(秋田・秋田商)、2位が石黒隼士(埼玉・花咲徳栄)、3位が大津拓馬(長崎・島原)奈須川良太(神奈川・磯子工)
 
 同大会では、学校対抗戦・個人戦とも山田が昨年の高校三冠王者の石黒を破る結果となった。石黒のリベンジ、そしてこの大会の連覇が実現するか。
 
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 【96kg級】
 
 全国高校選抜大会優勝の白井達也(千葉・日体大柏)は、JOC杯カデット85kg級を制して強さを見せたが、関東高校大会では選抜で勝っていた吉田ケイワン(埼玉・花咲徳栄)に敗れた。昨年2位の吉田が再度白井を破り、栄冠を手にするか。お互いに勝ち上がれば決勝で対戦する。
 
 全国高校選抜大会3位の山本壮汰(静岡・飛龍)秋葉勇星(山形・山形商)が優勝争いに加わることができるか。
 
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 【120kg級】
 
 全国高校選抜大会1~3位の4選手による争いとなるか。優勝した仲里優力(沖縄・北部農林)に、2位の武藤翔吾(大分・日本文理大付)、3位のアビッド・ハルーン(千葉・日体大柏)南野航輝(兵庫・猪名川)がどう挑むか。
 
 強豪チームに身を置くハルーンの成長度が、高校五冠王者を目指す仲里を上回るか。

 

 







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