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2017.08.27

【2017年世界選手権・特集】減量から解放されて、らしさ全開で銅メダル獲得! …男子フリースタイル70kg級・藤波勇飛(山梨学院大)


銅メダルを獲得した藤波勇飛(山梨学院大)=撮影・保高幸子

 【パリ(フランス)、文=増渕由気子】初めての世界選手権で藤波ワールド全開! 男子フリースタイル70kg級の藤波勇飛(山梨学院大)は準決勝で第1シードのジェームズ・グリーン(米国)に僅差で敗れたが、3位決定戦でトビリシ国際大会(ジョージア)2位のズラビ・エルボソナシビリ(ジョージア)をテクニカルフォールで下して銅メダルを獲得。連日のメダルラッシュに沸いた日本チームの大トリとしての仕事を全うした。

 「連日のメダル、うれしくてテンションは上がったけど、その分、嫉妬心もありました。『くっそー、やりよったなぁ』って」。

 前日はキッズクラブから大学まで同門の高橋侑希(ALSOK)が金メダルを獲得し、自分も、と火がついた。

 藤波の高速タックルは世界が相手でも面白いように決まった。それを警戒してか準々決勝のイラン戦では、相手が藤波に組みついてタックル封じという作戦で対抗。リードされて苦しい展開になったが、「最後、狙ってやる」とアタックして、終了ぎりぎりにテークダウン。あざやかな逆転劇だった。

 準決勝も2点差で終盤を迎える展開に。同じようにラスト数秒から攻撃を仕掛けたが、うまく場外ポイントの1点に抑えられてしまった。「グリーン選手は強かった。シード選手ということもあり、場の雰囲気とかにびびってしまったし、名前負けした」と、自分のレスリングより、相手を見てしまったことが敗因のようだった。

2020東京を見越して70kg級にするも新階級区分から外れる

 そんな自分を「うざい」と感じ、3位決定戦では自分自身のパフォーマンスだけに集中。一方的に攻めたてて銅メダルを決めた。

 「1回負けたから、めっちゃ満足ではありませんが、終わりよければすべてよしって感じです」と笑顔の銅メダルだった。現状の力では70kg級世界3番で納得しているようだった。

3位決定戦で闘う藤波勇飛=撮影・保高幸子

 この1年間は、ジュニアの世界のトップレベルに飛躍するとともに、シニアでの挫折も経験した。昨年5月は、リオデジャネイロ・オリンピックの予選代表に抜擢され、日本代表枠獲得を託されたが、「自分にチャンスが回ってきたのに(負けて)無駄にしてしまった。初めて国のために闘ったのに、申し訳なかった」と予選代表の役目を果たせなかった。

 気を取り直して挑んだ12月の全日本選手権は計量失格、ナショナルチームからも外れた。その後、70kg級が新階級の候補に挙がったことで、この春から70kg級にシフトチェンジ。才能が開花しての銅メダル獲得だった。

 この1年間で成長したところを問われると、「体重です」とキッパリ。「70kg級はベストでした。でも、オリンピック階級ではなくなってしまいましたね。減量終わったころに(階級区分決定のニュースを)聞きました」と、新階級から外れてしまい、「どういうことだ?!」と少しだけ恨み節だった。

 新階級区分では、「65kg級は絶対に無理なので、東京オリンピックは74kg級で目指すと思う」とプランを明かしたが、さらに腕を磨いて「もう1回この70kg級に挑戦して、世界一になりたい気持ちがある」と、この階級でのリベンジも視野に入れた。


 







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