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2017.09.09

女子4階級で優勝、通算7階級制覇で4年連続団体優勝…世界カデット選手権・第5日

7階級で優勝し、4年連続団体優勝の女子チーム

 世界カデット選手権・第5日は9月8日、ギリシャ・アテネで女子5階級決勝などが行なわれ、40kg級の櫻井はなの(高知・高知クラブ)、46kg級の吉元玲美那(埼玉・埼玉栄高)、52kg級の稲垣柚香(愛知・至学館高)、70kg級の鏡優翔(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)の4選手が優勝、60kg級の類家直美(愛知・至学館高)が銀メダルを獲得した。

 40kg級の櫻井はの米国とロシアの選手を破ったあと、準決勝でアジア・カデット選手権2位のシムラン(インド)を8-0で撃破。決勝も欧州カデット選手権優勝のペトヤ・デルチェバ(ブルガリア)にテクニカルフォール勝ちし、無失点で優勝した。2月のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)に続く国際大会優勝。

 46kg級の吉元は初戦の2回戦からテクニカルフォール勝ちを続け、決勝も2015年40kg級優勝のエカテリナ・ミハイロワ(ロシア)にテクニカルフォール勝ち。4試合すべてで第1ピリオドで勝つ内容で、2016年アジア・カデット選手権に続く優勝を飾った。

 52kg級の稲垣は2試合に勝ったあと、準決勝でロシア選手に3-2で勝利。決勝は昨年46kg級2位のアンドリース・ベアトライス・アナ(ルーマニア)を3-0で下した。昨年のアジア・カデット選手権49kg級、今年2月のクリッパン女子国際大会49kg級に続く国際大会優勝。

団体表彰される江藤正基総監督

 70kg級の鏡は初戦の2回戦でアフリカ・ジュニア選手権優勝のチュニジア選手を破ったのを皮切りに、決勝までの全4試合を無失点のテクニカルフォールで勝ち抜いた。2月のクリッパン女子国際大会に続き、国際大会2回目の優勝。

 60kg級の類家は決勝に進んだものの、昨年3位のアンシュ(インド)に0-2で敗れ、初の国際大会を優勝で飾れなかった。

 この日で女子が終了。日本は昨年の8階級制覇には及ばなかったものの、「金7・銀2」を獲得。国別対抗得点は94点をマークし、2位のインド(69点)を大きく引き離して4年連続優勝を達成した。3位はロシア、4位はウクライナ。

 男子フリースタイルが始まり、58kg級の榊流斗(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)が4試合を勝ち抜いて決勝に進出。42kg級の田南部魁星(第六機動隊少年)が準決勝で敗れて3位決定戦へ回り、69kg級の佐藤匡記(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)は敗者復活戦へ回ってメダル獲得の望みをつないだ。

 各選手の成績は下記の通り。


女子

 《7日開始階級》=小文字は6日の試合

 【40kg級】櫻井はなの(高知・高知クラブ)   優勝=11選手出場
決  勝 ○[Tフォール、3:03=10-0]Delcheva, Petya(ブルガリア)
準決勝 ○[8-0]Simran (インド)
準々決勝 ○[Tフォール、1:46=10-0]Miller, Regina(ロシア)
1回戦 ○[フォール、1:21=6-0]Walker, Caitlyn Ann(米国)

(注)準決勝は、公式記録は「12-4」になっていますが、動画で確認し、「8-0」で間違いありません。

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 【46kg級】吉元玲美那(埼玉・埼玉栄高)   優勝=20選手出場
決  勝 ○[Tフォール、1:15=10-0]Mikhailova, Ekaterina(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、0:42=10-0]Manisha(インド)
準々決勝 ○[Tフォール、1:52=10-0]Torres Rubio, Ana Maria(スペイン)
2回戦 ○[Tフォール、1:14=10-0]Tumenbaayar, Tseenyam(モンゴル)
1回戦  BYE

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 【52kg級】稲垣柚香(愛知・至学館高)   優勝=22選手出場
決  勝 ○[3-0]Ana, Andreea Beatrice(ルーマニア)
準決勝 ○[3-2]Sidelnikova, Anastasia(ロシア)
準々決勝 ○[Tフォール、3:22=12-2]Boldsaikhan, Khonogorzul(モンゴル)
2回戦 ○[フォール、2:52=13-2]Tomczyk, Amanda(ポーランド)
1回戦  BYE

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 【60kg級】類家直美(愛知・至学館高)   2位=23選手出場
決   勝 ●[0-2]Anshu, Anshu(インド)
準決勝 ○[6-2]de Vita, Morena(イタリア)
準々決勝 ○[フォール、3:11=8-0]Dudek, Patrycja(ポーランド)
2回戦 ○[4-2]Sazykina, Kristina(ベラルーシ)
1回戦 ○[Tフォール、3:31=10-0]Aak, Laura Sofia(ノルウェー)

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 【70kg級】鏡優翔(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)   優勝=17選手出場
決  勝 ○[Tフォール、1:22=10-0]Timofeeva, Alena(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、2:32=11-0]KCorbett, Kelani Sara Tsugie(米国)
準々決勝 ○[Tフォール、0:45=10-0]Nagy, Bernadett(ハンガリー)
2回戦 ○[Tフォール、0:38=10-0]Jeljeli, Nour(チュニジア)
1回戦  BYE

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 《国別対抗得点》

[1]日本 94点、[2]インド 69点、[3]ロシア 58点、[4]ウクライナ 44点、[5]米国 39点、[6]ベラルーシ 30点

男子フリースタイル

《8日開始階級》

 【42kg級】田南部魁星(第六機動隊少年)   19選手出場
3決戦 (未定)
準決勝 ●[Tフォール、1:43=1-12]Amirli, Alihasan(アゼルバイジャン)
準々決勝 ○[Tフォール、3:31=10-0]Ulan Uulu, Samagan(キルギス)
2回戦 ○[フォール、2:26=14-1]Bilichuk, Andrey(ウクライナ)
1回戦  BYE

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 【50kg級】竹下雄登(千葉・日体大柏高)   16位=26選手出場
1回戦 ●[3-6]Stechele, Niklas(ドイツ)

※敗者復活戦に回れず

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 【58kg級】榊流斗(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)   27選手出場
決  勝 Bayramov, Turan(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[Tフォール、3:37=12-1]Pilidis, Georgios(ギリシャ)
準々決勝 ○[フォール、3:02=8-1]Rahul, Rahul (インド)
2回戦 ○[Tフォール、1:21=10-0]Orban, Norbert Gabriel(ルーマニア)
1回戦 ○[Tフォール、2:32=10-0]Kiss, Karoly(ハンガリー)

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 【69kg級】佐藤匡記(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)   23選手出場
敗復戦 Khrab, Mikhail(ウクライナ)
2回戦 ●[0-7]Ibraimov, Daud(アゼルバイジャン)
1回戦  BYE

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 【85kg級】白井達也(千葉・日体大柏高)   16位=25選手出場
1回戦 ●[1-4]Agtas, Oemer(トルコ)

※敗者復活戦に回れず


 







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