日本レスリング協会公式サイト
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2017.09.12

男子両スタイルの全日本チームが東京で合宿スタート


激戦から半月、活動を再開した全日本チーム

 日本史上初めて3スタイルで金メダルを取った世界選手権(フランス・パリ)が終わって約半月。3スタイルの全日本チームが9月11日、早くも次の闘いを目指してスタートを切った。男子両スタイルは東京・味の素トレーニングセンターに約60人が集まり、13日からは学生選抜選手も参加。女子は新潟・十日町で闘いの火ぶたを切った。

 ともに16日まで、世界選手権の反省と見つかった課題に取り組む。普通なら「次の勝負」は12月の全日本選手権になるが、今年は11月にU-23(23歳以下)の第1回世界選手権がポーランドで開催されることになり、ベストメンバーに近い選手を派遣予定。女子は12月にロシアでワールドカップがあり、全日本選手権まで3週間を切った時期での闘いとなるが、勝てるメンバーの派遣が予定されている。

 東京オリンピックを目指す選手にとって、安息の日は短い。世界の舞台を目指し、再スタートを切った(女子は別記事参照)。


 男子グレコローマンの松本慎吾・強化委員長(日体大教)は「最終的な目標は東京オリンピック。その過程でパリの世界選手権があった。グレコローマンはルールが変わる予定で、そのルール下で勝てる練習に取組む必要がある。(再スタートは)遅いくらいだ」と話す。

男子グレコローマン・チーム

 日本男子に34年ぶりの金メダルをもたらし、やってきたことの成果を出したことは間違いないが、他の7階級で10位以内に入った選手がいない現実も受け止めなければならない。ただ、大きく劣っていたわけではなく、「あと一歩の実力を身につければ」という状況。「そこを破ることが、ベスト8,ベスト4へとつながる。全体の底上げ、特に重量級の底上げを急ぎたい」と、やらねばならないことは多くある。

 階級区分と試合期間・計量方法が変わることで、どの選手にとっても自分の階級をどこにするかが当面の課題となる。合宿期間中にヒアリングを実施し、最適の階級をアドバイスする予定で、気持ちは完全に“2018年モード”といったところ。

 男子フリースタイルの井上謙二・強化委員長(自衛隊)は「世界選手権は終わったが、早いうちに反省し、課題に取り組む必要がある。次の闘いは始まっている。休養は2週間で十分」と、この時期の練習再開の意図を説明した。

 グレコローマンと違って試合ルールそのものの大きな変更はない見込みだが、新階級と計量のルール変更は大きな課題。「12月の全日本選手権は新階級と新しい計量方法で実施される。今からしっかりと意識しなければならない」と話し、2日間計量を見据えての階級決定を助けていく予定だ。

「当日計量では、外国選手は必ずばてる」…西口茂樹・強化副本部長

 西口茂樹・強化副本部長は選手を前にしたあいさつで、階級について「限界を考えてはならない」と力説。赤石光生・強化本部長代理は、1984年ロサンゼルス・オリンピックで10kg近い減量を3日間続け(早朝計量)、それでも銀メダルを取ったことを紹介し、「『これだけの減量は無理だ』とか、逆に『階級アップは無理だ』などと決めつけてはならない」と伝えた。

男子フリースタイル・チーム

 さらに「当日計量では、外国選手は必ずばてる。そのことを考えて階級を決めてほしい」と話した。

 フリースタイル57kg級で金メダルを取った高橋侑希(ALSOK)は、8月末の全日本学生選手権(東京)で山梨学院大の学生選手を指導したあと、三重県へ帰り、母校(三重・いなべ総合学園高)や市長(桑名市)へ優勝を報告。「藤波先生(俊一=監督)がとても喜んでくれました。優勝した時は実感なかったけれど、多くの人から『おめでとう』と言ってもらえて、優勝したんだな、と思った」という。

 この間は、母校の高校選手への指導をすることはあったが、本格的な練習はしなかった。しかし、「いつまでも優勝に浸っていては、次に負けてしまう。気持ちを切り替え、次の試合に向けて頑張っていきたい」という気持ちで合宿初日を迎えたという。

 グレコローマンで世界一に輝いた文田も、地元(山梨県)に帰省し、母校(韮崎工高)や市長(韮崎市)へ優勝を報告。「いろんな人から祝福され、あらためて優勝したことを実感しました」と、高橋と同じようなコメント。

 2日前に日体大で練習を再開するまで本格的な練習はせず、「体力はちょっと落ちていますね」とのことだが、「気持ちは十分にリフレッシュできた。他の選手の見本となれるように頑張りたい」と気持ちを入れた。

フリースタイル57kg級世界王者・高橋侑希(ALSOK)

グレコローマン59kg級世界王者・文田健一郎(日体大)







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