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2017.09.13

世界カデット選手権(ギリシャ)出場の男子フリースタイル・チームが帰国


メダル獲得選手と江藤正基総監督らコーチ陣

 ギリシャ・アテネで行われた世界カデット選手権に出場した男子フリースタイル・チームが9月12日、羽田空港着の日本航空で帰国した。先に行われた男子グレコローマンと女子に負けずに金メダルを獲得。国別対抗得点では2年連続5位という好成績だった。

 江藤正基総監督(JOCエリートアカデミー・コーチ)は、男子について「フリースタイルは昨年以上の成績、金メダル獲得は今後に期待が持てる。グレコローマンは昨年より大きく飛躍」と評価。女子の金メダル数が8個から7個になったことにちょっと不満そうな欲の深いところを見せたが、「総合的に3スタイルとも去年より大きく成長している。去年悔しい負け方した選手が、1年間で成長を見せてくれた」と各選手の踏ん張りを評価した。

 今大会の最大の焦点は、選手も若いコーチも知らない早朝の連日計量。その経験のある役員として「神経をつかった」と言う。計量から試合開始まで1時間の場合もあるわけで、1時間でパフォーマンスを最大限に発揮できる状態を作るよう指示し、温かい味噌汁などを与えられる体制は作ったという。ただ、ホテルの部屋には湯沸かしポットがなく、計量後すぐに温かいものが口にできるよう、今後は「日本から機器を持ち込んだら良いと思う」と話した。

 選手もレトルトやカロリーメイト等を持って行き、万全を期したもよう。他国はパンやカップヌードルを食べていたケースもあったそうで、「それで1時間後の試合に力を発揮できるのか疑問に思った」と言う。食事の影響だけではないだろうが、「ロシアほか外国選手は後半にガス欠で動けなくなる選手がいた。日本はガス欠で動けなくなる選手はいなかった」とのこと。

羽田空港での最後のミーティング

 「厳しいルールだけど、日本にとって悪いルールではない。前半しっかり守った選手が後半に逆転したのはプラスの材料。強豪選手とは早く対戦した方が日本にとって有利」と分析した。

 文田敏郎監督(山梨・韮崎工高教)は「この世代の選手たちは、数年後にはシニアの大舞台で活躍してほしい選手。今回は目標ではなくて通過点。メンタル・減量・調整等、シニアで勝つためのトレーニング段階ということを選手に話してきた。いい動きをする選手の中でも、メンタルが噛み合っていない選手もいた。メンタル面を超えていかないといけない」と、好成績に浮かれることなく引き締めの言葉。

 ただ、「全体的に攻める選手たちだった。この先、シニアで活躍してくれれば、今回、各選手に関わった私達もうれしく思います」と評価した。

 砂川航祐コーチ(千葉・日体大柏高教)は「先に入ったグレコローマンのチームがいい結果を出したので、プレッシャーを感じました。ふたを開けてみると過去1番いいメダル数でよかった。2日計量はいい緊張感を持って試合に臨めたと思う。外国人選手は第2ピリオドで表情に疲れが見える。選手には『前半我慢しろ』と指示し、後半持ち直したということあったので、それをもとに今後の戦略を考えていきたい」と話した。


 ■58kg級優勝・榊流斗(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)「当日計量は初めてで不安がありましたが、日本では経験したことのない技を仕掛けてくる選手と戦えたことなど、たくさん良い経験が出来ました。去年の5位から今年は優勝することができたので、とても満足できる結果でした」

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 ■54kg級2位・山口叶汰(静岡・焼津水産高)「当日計量のためか、1回戦はあまり動けず接戦になってしまいました。2、3回戦で調子を取り戻せ、しっかりできてよかったです。決勝は江藤総監督から『投げろ』と言われましたが、がぶりの処理が下手くそで、飛行機投げを2回食らってしまい負けてしまいました。がぶりの処理を修正し、今後にいかして次は優勝したいです」

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 ■63kg級2位・伊藤謙心(千葉・日体大柏高)「準決勝まではいい流れでいけました。決勝はすごい力の差を感じ、世界のてっぺんは高いと思いました。悪かったところは、相手が攻めてくると下がって何もできなかったことです。下がりながら距離を取るのではなく、自分から前に出てタックルで取れるようにしたいです」

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 ■42kg級3位・田南部魁星(第六機動隊少年)「父(力=警視庁コーチ、2004年アテネ・オリンピック銅)が引退した会場での初めての国際試合でメダルが取れてよかったです。ただ、一番いい色ではないので、悪かったところを克服したい。まだチャンスはあるので、上のメダルを取れるよう頑張りたいです」

榊流斗(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)

山口叶汰(静岡・焼津水産高)

伊藤謙心(千葉・日体大柏高)

田南部魁星(第六機動隊少年)







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