日本レスリング協会公式サイト
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2017.09.22

9・24~26アジア・インドア&マーシャルアーツ大会(トルクメニスタン)出場チームが出発

(文・撮影=増渕由気子)

トルクメニスタンへ向けて出発した日本代表チーム

 32ヶ国・地域が参加する総合大会「アジア・インドア&マーシャルアーツ大会」(トルクメニスタン)へ向けて、3スタイルの日本チームが9月22日未明、羽田空港から出発した。

 同大会は女子6階級、男子8階級で行われるが、日本チームはオリンピック階級のみの出場とし、各スタイル6選手ずつを派遣する。男子グレコローマン98kg級には8月の世界選手権(フランス)に出場した奈良勇太(日体大)が2ヶ月連続で国際大会に出場するが、そのほかは、全日本3番手を中心としたメンバー構成。2020年東京オリンピックや2024年パリ・オリンピックへ向けて若手の底上げを軸とした遠征になりそう。大会を引率する各スタイルのコーチに大会に向けての意気込みを聞いた。


 ■男子フリースタイル・前田翔吾コーチ(日本協会アシスタント・コーチ/クリナップ)「今大会のチームは、8月の世界選手権メンバーと同じように強化してきたメンバーです。やることはやってきたので、試合が楽しみです。国際大会を経験しているメンバーが多いので、全員に期待している。特に57kg級からの軽量3階級にはメダルを期待したい。各国のエントリー状況を見て、重量級も活躍できるチャンスがあると思う。

 新ルールを見越して男子フリーのナショナルチームは毎回の合宿で体脂肪率などを計っている。体脂肪多い選手がいないので、体重調整に関しては万全です。(金メダルが獲れた)世界選手権は、たまたまいいことが重なっただけかもしれない。他の国際大会や来年も続けて結果が出るようであれば、いい強化ができていると思うので、(今大会も)頑張りたい」

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出発前のミーティング

 ■男子グレコローマン・松本隆太郎コーチ(日体大職)「全日本選抜選手権の結果と、U23世界選手権(11月、ポーランド)の代表候補などと調整して選手を選抜した。全員が学生選手になりました。85kg級の塩川貫太と98kg級の奈良勇太(ともに日体大)に関しては、すでに全日本のトップレベルであり、成績を残さないと、オリンピックにつながっていかないと思うので、どん欲に結果を狙って決勝に出てほしい。他の学生はチャンピオンになってないけど、力はあると思うので、12月の全日本選手権で上位にからむために、しっかりとこの大会で経験を積んでほしい。

 総合大会ということで、韓国と北朝鮮以外のほとんどの国が出る。1階級16人くらいいたので、今回の大会はいい経験になる。選手は、高いモチベーションを持って臨めると思う」

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 ■女子・齊藤将士コーチ(警視庁)「U23世界選手権(11月、ポーランド)とワールドカップ(12月、ロシア)があるので、かぶらないように実力のある選手を選抜し、社会人3選手と2020年の後をになう若手3選手のチームになりました。現状の日本の2、3番手がどれくらいできるかを見たいなと思っています。日本の女子レスリングの誇りを持って気負うことなく、常に攻めてもらいたいです。勝つことにも徹してもらいたいけど、内容も見たいと思う。

 外国のメンバーを見ると、中国が一番強敵だと思うが、今回のメンバーたちは、(日本の)世界チャンピオンといつも練習しているので十分に闘えると思う。全日本合宿でも底辺の拡大や底上げを意識している。今回その結果が出るように頑張らせたい。目標は、全階級でメダルを獲り、金メダルは2つ以上です」


役員

 【コーチ】▼男子フリースタイル 前田翔吾(日本協会アシスタント・コーチ/クリナップ)、▼男子グレコローマン 松本隆太郎(日体大職)、▼女子 齊藤将士(警視庁)

 【UWW派遣審判】沖山功(香川・香川中央高教)、篠原正樹審判員(静岡・吉原工高教)

選手

   【男子フリースタイル】
▼57kg級 小栁和也(山梨学院大)
▼65kg級 高谷大地(自衛隊)
▼74kg級 浅井 翼(拓大)
▼86kg級 村山貴裕(自衛隊)
▼97kg級 石黒峻士(日大)
▼125kg級 田中哲矢(自衛隊)

 【男子グレコローマン】
▼59kg級 桑山裕貴(専大)
▼66kg級 宇井大和(早大)
▼75kg級 櫻庭功大(拓大)
▼85kg級 塩川貫太(日体大)
▼98kg級 奈良勇太(日体大)
▼130kg級 貝塚賢史(山梨学院大)

 【女子】
▼48kg級 五十嵐未帆(至学館大)
▼53kg級 矢後佑華(警視庁)
▼58kg級 花井瑛絵(愛知・至学館高)
▼63kg級 伊藤友莉香(自衛隊)
▼69kg級 松雪成葉(愛知・至学館高)
▼75kg級 馬場菜津美(自衛隊)

 






2023年世界選手権/激戦の跡
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