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2017.09.23

【2017年世界選手権・レビュー(6)】女子55kg級/決勝・表彰式・メダリスト略歴

【女子55kg級・決勝】奥野春菜(至学館大)○[5-4]●Adekuoroye, Odunayo(ナイジェリア)

2002年の伊調馨以来の18歳での世界チャンピオンを実現した奥野春菜(至学館大)=撮影・保高幸子


左から2位=オドゥナヨ・アデクオロイェ(ナイジェリア)、優勝=奥野春菜(至学館大)、3位=ベッカ・レザーズ(米国)、(イリナ・クラチキナ(ベラルーシ)=撮影・保高幸子

【女子55kg級・優勝】奥野春菜(至学館大)

 1999年3月18日生まれ、18歳。三重県出身。三重・久居高卒。158cm。2013年中学二冠、2014~16年インターハイ3連覇。他に、2016年世界カデット選手権52kg級優勝など国内外で実績を残す。

 2016年全日本選手権53kg級5位のあと、2017年クリッパン女子国際大会(スウェーデン)で優勝。シニアの国際大会を初出場で初制覇し、全日本選抜選手権でも優勝。その勢いで世界選手権も制した。

《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[5-4]Adekuoroye, Odunayo Folasade(ナイジェリア)
準決勝 ○[Tフォール、4:07=11-0]Dudova, Bilyana Zhivkova(ブルガリア)
3回戦   ○[8-0]Leathers, Becka (米国)
2回戦   ○[8-0]Rainero, Carola(イタリア)
1回戦    BYE


【女子55kg級・2位】Adekuoroye, Odunayo(オドゥナヨ・アデクオロイェ=ナイジェリア)

 1993年10月12日生まれ、23歳。16歳からレスリングを始める。2014年に53kg級でアフリカ選手権2位、コモンウェルズ大会優勝。翌2015年の世界選手権で3位となり、吉田沙保里に「要注意選手」と言わしめた潜在能力を見せた。

 2016年アフリカ選手権でも優勝したが、リオデジャネイロ・オリンピックは初戦でソフィア・マットソン(スウェーデン)に敗れた。55kg級へ上げ、同年のゴールデンGP決勝大会(アゼルバイジャン)、2017年のアフリカ選手権、イスラム諸国連合大会(アゼルバイジャン)で優勝を重ね、今回の世界選手権では58kg級のマルワ・アムリ(チュニジア)とともにアフリカ女子初の決勝進出を果たした。


【女子55kg級・3位】Leathers, Becka(ベッカ・レーザーズ=米国)

 1996年11月19日生まれ、20歳。12歳からレスリングを始め、カデット、ジュニアでナショナル・チャンピオンを経て、オクラホマ大で活躍。国際舞台では2015年のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)55kg級3位、世界ジュニア選手権55kg級3位あたりから台頭。

 2016年11月のビル・ファーレル国際大会58kg級、2017年2月のデーブ・シュルツ国際大会55kg級と米国での国際大会に優勝して実力をつけ、同年のパンアメリカン選手権を制した。世界選手権の約1ヶ月前のスペインGPでは、ロシア・チャンピオンを破って優勝する実力を見せた。


【女子55kg級・3位】Kurachkina, Irina(イリナ・クラチキナ=ベラルーシ)

 1994年6月17日生まれ、23歳。16歳からレスリングを始める。2012年から国際大会に出場しているが、初期の頃はなかなか上位へ行けなかったが、2014年スペインGP53kg級で3位に入った頃から台頭。

 2015年のU-23欧州選手権53kg級で2位となり、2016年欧州選手権でも2位へ。オリンピック予選にも出場したが、リオデジャネイロのマットにはたてなかった。2017年は2月のウクライナ国際大会で2位に入ったあと、U-23欧州選手権で優勝。欧州トップレベルへ飛躍した。

 







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