日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2017.09.23

日本・韓国・中国のトップ指導者が集まってアジア・コーチクリニックがスタート

韓国フリースタイルを支える朴章洵コーチ(右から2人目、両ひざ立ち)も参加したアジア・クリニック

 日本、韓国、中国の指導者を集めたアジア・コーチ・クリニックが9月22日、東京・味の素トレーニングセンターでスタート。世界レスリング連盟(UWW)のアジア地区開発担当ディレクターのアンドレイ・ボロンツォフ氏(ウクライナ)を招き、ナショナルチームのコーチが指導方法の講義を受け、実技に取り組んだ。

 世界レスリング連盟(UWW)は、コーチの質を高め、安全性の確保やモラルの徹底などを整備する方針を掲げている。そのため、将来は審判同様、コーチにもライセンス制を取り入れ、ライセンスのないコーチは世界選手権などのセコンドにはつけないなどの制度の導入を目指している。

 その制度づくりの中心がUWW理事の富山英明コーチ委員長(日本協会常務理事)。「制度が完成するまでには時間がかかると思うが、3、4年でしっかりした制度をつくりたい。指導者を指導するエキスパートが必要。イランや他の国にも働きかけ、人材を出してもらい、しっかりした制度をつくりたい」と話した。

 コーチクリニックはこれまでにも世界規模で年1回程度行なわれていたが、ライセンス制度があるわけではなく、端的に書けば「出ても、出なくてもいいクリニック」。それでは意味が少ないと、新たなクリニックがスタートした形だ。

クリニックを運営する富山英明UWW理事とアンドレイ・ボロンツォフ・ディレクター(ウクライナ)

 今回行なわれたのは「レベル1」のクリニック。今後は「レベル2」「レベル3」と行なわれ、世界選手権とオリンピックに参加するには」「レベル3」のライセンスが必要という方向で制度を煮詰めているという。

 日本からは、米国でのコーチ留学を終えて帰国した米満達弘・自衛隊コーチを含め、ナショナルチームのコーチがずらり。韓国からは1992年バルセロナ・オリンピック王者の朴章洵(男子フリースタイル74kg級)、2004年アテネ・オリンピック王者の鄭智鉉(男子グレコローマン60kg級)のほか、元世界王者も参加。

 富山UWWコーチ委員長は「今までのクリニックとはレベルが違う。ハイレベルの内容のクリニックで、だれもが指導方法を見つめ直すことができていると思う」と話した。クリニックは24日まで、講義と実技の双方で行なわれる。

 《参加日本コーチ》=敬称、所属略

栄和人、西口茂樹、赤石光生、笹山秀雄、井上謙二、松本慎吾、湯元進一、米満達弘、鈴木豊、湯元健一、笹本睦、飯室雅規、鶴巻宰、長谷川恒平、成富利弘、藤波俊一、小幡邦彦、中森昭平、入江和久、文田敏郎、伊調馨、藤山光太朗

教え方を研究するナショナルチームのコーチ

講義も含め、3日間、フルに行なわれる


 







JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

サイト内検索


【報道】取材申請について
-------------

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。


アスリートの盗撮、写真・動画の悪用、悪質なSNSの投稿は卑劣な行為です。
BIG、totoのご購入はこちら

SPORTS PHARMACIST

JADA HOMEPAGE

フェアプレイで日本を元気に