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2017.10.23

【全日本大学グレコローマン選手権・特集】学生界の両スタイル重量級を制圧! 今年の残る目標は本来の階級での全日本王者…園田平(拓大)

専門ではないスタイルだが、快勝続きで優勝した園田平(拓大)=撮影・矢吹建夫

 男子フリースタイル97kg級で全日本王者を視野に入れている園田平(拓大)がグレコローマン、しかも1階級上の130kg級に挑戦。4試合を快勝して見事に優勝。「学生間では勝つのは分かっていました。最低で優勝だと思っていました」と自信を見せた。

 2回戦で学生王者の貝塚賢史(山梨学院大)を6-1で撃破。この試合が「事実上の決勝戦」と見ており、「最初に崩して2点を取れたことが勝利につながった」と分析した。決勝は貝塚を破ったこともある全日本選抜選手権3位の伊藤匠汰(青山学院大)に“がぶり返し地獄”によるテクニカルフォールで圧勝。内容的にもすばらしい優勝だった。

 滋賀・日野高時代にはグレコローマンの全国王者に輝いており、拓大進学後も新人選手権で優勝の経験がある。昨年の全日本学生選手権では2位に輝くなど、こちらのスタイルでも下地はあった。この大会に対してだけではなく、フリースタイルに生かすため日頃からグレコローマの練習は欠かしていなかったので、いつもやっていることを出しただけかもしれない。

決勝はがぶり返しを爆発させて快勝=撮影・矢吹建夫

 それであっても1階級上での闘いはきついはずだが、グレコローマンでの練習相手は130kg級第一人者である兄の新選手(ALSOK=拓大OB)。国内最強の選手を相手に“重さ対策”も十分に積んでいるとあれば、優勝は当然のことだろう。

 全日本学生選手権のフリースタイルも最重量級の125kg級に出場して優勝している。階級を取り払って学生界の重量級を完全制圧した形。今年の残る目標は全日本選手権での優勝だ。今月の愛媛国体では、復帰してきた元全日本王者の山口剛(ブシロード)を6-4で破り、全日本選抜選手権で敗れた山本康稀(GENスポーツアカデミー)を7-1で破って優勝しており、「大きな自信になった」と振り返る(この階級の全日本王者&世界選手権代表は赤熊猶弥=自衛隊)。

 2ヶ月後の全日本選手権が待ち遠しいところだが、11月は全日本大学選手権(福井・大飯町)とU-23世界選手権(ポーランド)があり、もう“2山”を乗り越えて挑むことになる。「大学選手権はアルメンタイ(山梨学院大の留学生)が出てくるでしょうから、必ず勝てるとは言い切れない」と警戒。世界から強豪が集まる大会も簡単に勝たせてくれないだろう。

 一歩間違えば自信を失いかねないが、「いい成績を残し、いい気持ちで全日本選手権に臨みたい。赤熊先輩にはまだ勝ったことがないので、今度こそ勝ちたい」。1階級上のグレコローマンでの優勝をきっかけに、園田が本来の階級での全日本王者を目指す!







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