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2017.11.07

デーブ・シュルツ国際大会(米国)出場の日本チームが帰国


(文・撮影=保高幸子)

成田空港での解団式

 11月1~4日に米国・コロラドスプリングズで行われた「デーブ・シュルツ記念国際大会」に出場していた日本チームが11月7日、成田空港着の日本航空で帰国した。

 大会は世界レスリング連盟(UWW)が来年1月から実施する新階級と新試合進行方法(1階級を2日間で実施、各日の朝に計量)を先取りして採用されたが、事前に報じられたグレコローマンの新ルールは実施されず、今まで通りで行われた。

 日本勢は「金5・銀1・銅1」の好成績をおさめ(銀は個人参加の選手)、特に金メダル3個を獲得した男子グレコローマン・チームの健闘が光った。67kg級の下山田培(警視庁)は準決勝までの3試合全てテクニカルフォールで勝ち、決勝は今年の66kg級世界王者・柳漢壽(リュウ・ハンス=韓国)に勝つ殊勲。

 第1ピリオド、下山田がパッシブを取られて柳漢壽が先制点。第2ピリオド、柳漢壽が場外にステップアウトして1−1となり、今度は下山田のステップアウトで1−2に。残り20秒というところで下山田がタックルからテイクダウンに成功。2点を追加して3−2で試合終了となった。

 下山田は「決勝の日は試合が19時からでしたが、気合が入って興奮して、昼寝ができませんでした(笑)。それでも、始まってからはいつも通りで、清水(博之)コーチにもらったアドバイスと(昨年の)ピトラシンスキ国際大会(ポーランド)のリベンジという気持ちで、落ち着いて試合できました」と話した。

 土方政和監督(警視庁)は「グレコローマンは本当によく頑張った。勝負どころでそれぞれの持ち味を出して、あきらめずに闘った。女子は金を3つ取りたかった。(2回戦で負け、敗者復活を経て銅メダルだった)坂野結衣(警視庁)は、内容は悪くなかった。引き分けくらいの内容だったと思う。フリースタイルは、メダル獲得はならなかったが、試合数を多くこなせ、次につながるいい経験になったと思う」と総括した。

優勝選手の声

メダル獲得選手。左から角雅人、井上智裕、下山田培、望月芙早乃、宮原優、坂野結衣(個人参加の中村未優は前日に帰国済み)

 ■男子グレコローマン67kg級・下山田培(警視庁)「決勝以外は強い選手はいなかったが、気を抜かないで闘った。世界王者にリベンジもでき、自信もついた。国内ではこの1年間、ダメな試合が続いたが、これをきっかけにいい方向に持っていきたい。技術、体力とも、まだまだ足りないところがたくさんあるので、よく練習して天皇杯(全日本選手権)に臨みたいと思います。

 ■男子グレコローマン72kg級・井上智裕(富士工業)「決勝以外はアメリカの選手で、あまり強くはなかったが、韓国はトップチームが来ていた。決勝はアジア選手権で優勝の韓国選手。前日に合同練習があったおかげで、飛行機投げを仕掛けてくると分かって、2点に抑えることができた。知らなければ4点だったかもしれない。最後は首投げで4点を取り、ビッグポイントで逆転勝ちできた。当日計量は高校以来で、2日間計量するのは初めてだったので、神経を使った。でも、思い通りに体重も落とせたし、合間の栄養補給などのやり方もわかり、天皇杯(全日本選手権)に向け良い予行演習になった」

 ■男子グレコローマン87kg級・角雅人(自衛隊)「計量は全く問題なかったけど、初戦は緊張して、立ち上がりが悪く、14−7というヒヤヒヤする展開になってしまった。そのあとは調子を取り戻して試合ができた。決勝は思った以上に動けた。テクニカルポイントはなかったが、動きは悪くなかった。今後、1試合目の入りの悪さを直さなければいけないと思う」

 ■女子53kg級・宮原優(博報堂DYスポーツ)「久しぶりの国際大会で、前回は48kg級だったので、今回は相手を大きく感じた。外国選手なので手足も長くやりにくい部分があった。そういった相手の対策も今後していきたい。組み手や片足からグラウンドにつなげるといった普段やっていることが出せて、自信につながりました。計量の2時間後に試合なので、早く消化されるようにと流動食にしたが、他にも水分を摂ったのが多すぎたのか、アップの時、ちょっと苦しかった。天皇杯(全日本選手権)では気をつけて、ベストパフォーマンスを出したい」

 ■女子57kg級・望月芙早乃(自衛隊)「久しぶりの遠征で緊張と不安でいっぱいだった。でも試合は落ち着いてできたと思う。私にはタックルしかないが、国際大会で通用することが分かって、少し自信になりました。国内の大会ではタックルを出し切れないことが多かったのですが、今度は自信を持って出していきたい」







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