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2017.11.16

湯元健一コーチの2008年北京オリンピック銀メダルが確定、JOC竹田会長から授与される

銀メダルが確定した湯元健一コーチとJOC竹田恆和会長

 2008年北京オリンピック・メダリストのドーピング再検査の結果、男子フリースタイル60kg級で銅メダルから銀メダルに繰り上がった湯元健一・日本文理大コーチへのメダル贈呈式が11月15日、都内の岸記念体育会館でのJOC理事会の前に行なわれ、高田裕司・日本協会専務理事(山梨学院大教)らJOC理事が見守る中、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恆和会長から授与された。

 同級で銀メダルを手にしたワシル・フェドルイシン(ウクライナ)が陽性反応を示し、湯元コーチの銀メダル繰り上げが報じられたのは今年4月5日。こうしたケースでは国際スポーツ裁判所に提訴する場合も多く、湯元コーチ自身も「本当に繰り上がるのか、半信半疑だった。繰り上がりはない、とも思った」とのことだが、10月25日にJOCへメダルが届いたことで繰り上がりが確定。IOCの規定により、IOC委員でもある竹田会長からメダルが手渡された。

竹田会長からメダルをかけられた

 湯元コーチは「弟(進一=現自衛隊コーチ)がロンドン・オリンピックで銅メダルを取り(自身は5位)、兄弟仲よく銅メダルだったけど、自分が一歩進むことができ、兄のメンツを守った。すぐ弟に見せにいきます」とあいさつ。居並ぶJOC理事を爆笑の渦に誘いこむ余裕を見せた。

 繰り上がりについては、「金メダルを目指して闘った選手にとって、ひとつでも上に行くということはうれしいことであり、勲章になります」と第一声。一方で、「9年経って銀メダルを手にすることに複雑さはあります。ドーピング違反をしていなかったフェドルイシンと闘ったらどうだったのかな、とも思います」と勝負師の顔も見せた。

 ドーピングによってこうした事態に遭遇しただけに、「ドーピングへの意識は今まで以上に高くなると思います。若い選手にドーピングへの意識を高めることを伝え、アンチドーピングの活動に力を入れていきたい」と話した。

 







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