【天皇杯全日本選手権・展望（7）】石黒峻士（日大）と福井裕士（自衛隊）の争いか…男子フリースタイル92kg級《12.20～21実施》

《大会日程》＝各日とも午前10時試合開始

男子フリースタイル92kg級・展望（12月20～21日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

97kg級学生王者の意地を見せるか、石黒峻士（日大）

　階級区分変更によってできた階級。86kg級の選手と97kg級の選手が集まったが、本命不在という状況だ。その中でも、全日本学生選手権97kg級優勝の石黒峻士（日大）と全日本社会人選手権97kg級3位の福井裕士（自衛隊）が抜けているか。

　石黒は全日本大学選手権で学生97kg級の第一人者の園田平（拓大）を破る殊勲。今年は8月に世界ジュニア選手権（フィンランド）、9月にアジア・インド＆マーシャルアーツ大会（トルクメニスタン)出場の機会を得た。それらの経験を生かせるか。

　ベテランの域に入った福井は、主要タイトルこそないものの、コンスタントに上位入賞を果たしている。優勝への思いを爆発させることができるか。

　2014年世界選手権97kg級代表の鈴木聖二（岐阜・岐阜工高職）は国民体育大会86kg級で3位入賞と実力をキープ。ベテランの味を発揮して栄冠を勝ち取るか。

　若手では、2年生にして高校三冠（全国高校選抜大会、インターハイ、国体）を制した白井達也（千葉・日体大柏）がどこまで上位に食い込めるか注目される。

《歴代優勝選手》＝男子フリースタイル ／ 男子グレコローマン ／ 女子

エントリー選手（13選手）

※2017年世界選手権代表、全日本選抜選手権１～３位以外はアイウエオ順

石黒峻士（日大）

福井裕士（自衛隊）

鈴木聖二（岐阜：岐阜工高職）

《全日本選抜選手権97kg級3位》
石黒 峻士（いしぐろ・たかし＝日大）
1997年6月17日生まれ、20歳。東京都出身。埼玉・花崎徳栄高卒。180cm。全日本学生選手権97kg級優勝

牛水 瑞貴（うしみず・みずき＝山梨学院大）
1997年2月11日生まれ、20歳。鹿児島県出身。鹿児島・鹿屋中央高卒。176cm。2017年ＪＯＣ杯ジュニア96kg級3位

大山 博貴（おおやま・ひろき＝宮城県協会）
1995年1月23日生まれ、22歳。宮城県出身。宮城・仙台育英学園高～明大卒。172cm。2016年全日本選手権86kg級5位

長 知宏（おさ・ともひろ＝GENスポーツアカデミー）
1994年6月3日生まれ、23歳。千葉県出身。茨城・霞ヶ浦高～国士舘大卒。176cm。全日本選抜選手権97kg級5位

櫻庭 正義（さくらば・まさよし＝秋田県協会）
1993年4月19日生まれ、24歳。秋田県出身。秋田・秋田商高～日体大卒。177cm。全日本選抜選手権86kg級5位

執行 優大（しぎょう・ゆうだい＝福岡大）
1997年11月17日生まれ、20歳。佐賀県出身。佐賀・鳥栖工高卒。170cm。西日本学生新人戦97kg級優勝

白井 達也（しらい・たつや＝千葉・日体大柏高）
2000年7月16日生まれ、17歳。大阪府出身。169cm。インターハイ96kg級優勝

鈴木 聖二（すずき・せいじ＝岐阜・岐阜工高職）
1988年10月15日生まれ、29歳。岐阜県出身。岐阜・岐阜工高校～専大卒。180cm。2016年全日本選手権97kg級5位

内藤 由良（ないとう・ゆら＝国士舘大）
1996年4月26日生まれ、21歳。神奈川県出身。神奈川・磯子工高卒。183cm。2016年全日本選手権86kg級5位

錦戸 祐也（にしきど・ゆうや＝日体大）
1997年10月27日生まれ、20歳。熊本県出身。熊本・玉名工高卒。174cm。2017年全日本大学選手権97kg級5位

福井 裕士（ふくい・ゆうじ＝自衛隊）
1989年3月17日生まれ、28歳。滋賀県出身。奈良・天理高～天理大卒。178cm。全日本社会人選手権97kg級3位

山根 光司（やまね・こうじ＝中大）
1997年9月6日生まれ、20歳。香川県出身。香川・多度津高卒。177cm。東日本学生秋季新人選手権97kg級優勝

吉田 ケイワン（よしだ・けいわん＝埼玉・花咲徳栄高）
1999年4月4日生まれ、18歳。千葉県出身。173cm。ＪＯＣ杯ジュニア96kg級2位