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2017.12.21

【全日本選手権/第1日・特集】32年ぶりの早朝計量、好評だったケータリング

計量後、用意された食事を摂る選手たち

 2018年1月からのルールを先取りして行なわれた全日本選手権。最も大きな違いは、計量が前日から試合当日の朝に変わったことだろう。当日計量は1986年まで実施されていたルールで、32年ぶりの復活ルールとなる。

 当時と違うのは、協会が食事会社と契約し、計量が終わった選手に会場の元レストランのスペースで食事を提供したこと。高田裕司専務理事は「以前の早朝計量の時は、各自が持参した食料で会場がゴミだらけになったこともあった。そんなことになったら会場を借りることができなくなる」とし、出場料に食事代分を上乗せし、協会が用意して所定の場所で食べてもらうこととした。

 駒沢体育館は学生の大会でも数多く使用されるが、「それらのテストでもある」と、今後の参考にしたい考えを話した。

ケータリング会社から用意された朝食

 この「ケータリング」(顧客の指定する元に出向いて食事を配膳、提供するサービス)はおおむね好評。U-23世界選手権60kg級チャンピオンの坂野結衣(警視庁)は「計量の後、すぐ食べられるところがあるのは、ありがたい」と感謝。11月のデーブ・シュルツ国際大会(米国)もルールを先取りして実施されていて早朝計量だったそうだが、すぐ近くに食べるところがあり、「よかったです」と言う。

 32年前は「ケータリング」といったサービスはなかったと思われるが、今後は選手のためとゴミ散乱防止のためにも必要なことかもしれない。

 試合を控えているので、選手がどのくらい食べるのか分からない面があったが、中にはご飯を大盛りで食べる選手も。減量で失ったエネルギーを十分に補給しようという選手が多かった。試合開始は10時だが、最初の試合が午後になる場合もあり、選手によってばらつきが出るのは仕方あるまい。

試合前日夕の抽選シーン。選手のいないところで、監督によってくじが引かれる

 共通しているのは、食事の内容には以前より気を遣っていること。男子グレコローマン55kg級に出場する田野倉翔太(東京・自由ヶ丘学園高教)は「今まではスポンジ減量(体の水分を抜く)のような感じだった。今回はすぐ試合なので、栄養士にも相談して、すぐに動けるものを食べるようにした」そうだ。

 減量は約5kg。減量状態で寝るのは厳しかったそうで、「2、3時間に一回は起きました」と言う。決勝に出た場合は、もう一度、この思いを経験しなければならないが(注=2018年は、2日目は2kg級オーバー計量)、「優勝するためには、やらなければならないこと。覚悟は決めています」と話した。







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