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2017.12.22

【全日本選手権/第2日・特集】健闘選手の声

(2017年12月21日/文=増渕由気子、布施鋼治、渋谷淳、斉藤葵)


 ■男子フリースタイル74kg級・多胡島伸佳(KATSURA group=準々決勝で中村百次郎に接戦で敗れて)「結果的に、あの展開になった時点で負けだと思っている。その前までに押さえられればよかった。11月に海外遠征にいっていろんなことを感じ、考えたことを、自分にフィットするか試しながら暗中模索で臨んだ。

 当日計量はモチベーション管理が難しかった。今までは試合のことだけを考えればよかったが、今回は、体重、コンディション、レスリング、と考えることが多く、気持ちを整えるのが難しかった。2018年に向けては、負けて逆にやりやすくなったと思うので、いろんなことを考えてやっていきたい」

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 ■男子フリースタイル79kg級・山田修太郎(秋田・秋田商高=高校生で出場。2回戦で2位になった浅井翼に敗退)「大会前に進学予定先の山梨学院大で練習させてもらい、対策を教えてもらいましたが、それを生かしきれずに負けました。浅井選手とはスパーリングをさせてもらったことがあり、その時はやられましたが、今回は少し手ごたえもありました。(高校生最後の試合を終えて)秋田商では横山(秀和)先生に3年間指導してもらい感謝しています。秋商に入ってよかったです」

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 ■男子フリースタイル79kg級・石黒隼人(埼玉・花咲徳栄高=準決勝で敗れるも、3回戦で実力者の山崎弥十朗を下す)「山崎選手には絶対に勝つという気持ちで試合に臨みました。それに勝って満足したわけじゃないけど、準決勝では強い気持ち、モチベーションを作れなかったことが反省点です。正直に言うと(決勝まで勝ち上がって)高谷さんとやりたかった。(来年は日大に進学予定で)2018年は1からしっかりやりたいと思っています」

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 ■男子フリースタイル97kg級・赤熊猶弥(自衛隊=今年の世界選手権代表、復帰してきた元世界代表の山口剛に敗れる)「自分の今までやってきた練習が全く出せなかった。悔しいというか情けないです。気持ちでは、負けてないと思ったんですけど、心の底に負けている気持ちがあったのかと思った。最初、自分の展開で取れず焦って手だけでタックルに行ってしまった。また世界代表になれるようにしっかりと練習します」

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 ■男子グレコローマン67kg級・高橋昭五(警視庁=第1シードながら準決勝で同門の下山田培に敗れる)「ルールをしっかり理解して、当日計量をクリアして、そういうところすべてで向こう(下山田)が上だったと思う。今年1年は6回も海外に行かせてもらいながら、なかなか勝ち切れなかった。全日本でつまづいているようではダメですね。勝たないと海外遠征にも行けませんから、勝ち続けなくちゃならないと思いました」

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 ■男子フリースタイル79kg級・山崎弥十朗(早大=準決勝で高校生の石黒隼士に敗れて)「やられました。相手が上手でした。自分が焦ってしまうところで落ち着いて対処されたのが敗因。79kgという新しい階級は、自分的にやりやすかったんですけど、石黒選手の方が、練習量が多いなと感じました。とりあえず、フィジカル面の強化をします。

 自信持って自分から展開を作っていく、前に出るのではなく、触れていきたかったなというところ。大学2年生で若手に負けるというのは自分の中で考えられない。悔しいというよりは、見直さなきゃいけない部分が多いなと感じます。この大会が終わったら5月まで色々と強化していこうとしていたんですけど、その前に反省が多すぎて、分岐点というほどのレベルには達していないのかなというように感じています」

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 ■男子グレコローマンスタイル87kg級・塩川貫太(日体大=準決勝で角雅人に敗れて)「グランドが弱くて、練習してたんですけど、しっかり攻め切れなかったです。6月(全日本選抜選手権)も優勝して、今回も本当に優勝する気だった。6月は投げで全部勝っているので少し投げに頼りすぎていたかなと。しっかり組み手からやり直していきたいですね。

 クリナップに内定を頂いているので、プロとしてレスリングを続けて行きます。悔しいので、もう1回作り直して、この階級の強い3人にしっかりと追いつけるようにしていきたい。当日計量のルールについては、海外の大会では体重差があってなかなか勝ち切れないこともあったので、今日やった感じでは軽いって感じ、息も上がらないしすごいいい感じに試合運びができました」

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 ■女子57kg級・澤葉菜子(至学館大=準々決勝で南條早映に敗れて)「取り切れるところで取れなかった。取り切らないと駄目。前までは止まってやるレスリングだったけど、前よりは動けたかなといった感じ。でも、まだまだ全然駄目なので、来年はもっといい成績を取れるように頑張っていきたい。体力が足りないので、6分間ちゃんと動き切れるように体力をつけていきたい。南條選手とは小さい頃クラブが一緒だったこともあって、悔しかった」

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 ■女子57㎏級 南篠早映(JWA/東京・安部学院高=準決勝で浜田千穂に敗退)「悔しい。浜田選手と闘うのは2回目。前回は私が勝っています。もともと浜田選手は自分から攻めてこないタイプ。自分から攻めたところでカウンターを合わされた。そうされることは分かっていたけど、対応し切れなかった。自分の力不足でした。高校を卒業したら、至学館大に進学する予定です」







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