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2018.03.14

【2018年女子ワールドカップ/出場国紹介(7)完】中国(B組)

《B組》=ベラルーシ、中国、モンゴル、ルーマニア


昨年の大会で2位の中国。団体世界一返り咲きを狙う

 過去16回のうち14回に出場。2007~11年の5年連続優勝を含め8度の優勝経験を持つ。総合力の強さは日本の最大のライバル。

 1991年に東京で行われた世界女子選手権で、参加4選手中3選手が優勝し、1選手が2位という衝撃的な国際舞台デビュー。国内では1980年初頭から取り組んでいたという。

 その後の世界選手権でも、少数精鋭で出場して金メダルを量産。出場選手が少ないため、国別対抗得点での上位入賞はなかったが、金メダルの数で日本を上回ったこともある。48kg級の鐘秀娥、75kg級の劉東風は世界を5度制した。

 2000年オリンピックの招致に失敗し、一時は勢いが止 まったが、2000年頃から復活。2001年世界選手権で 63kg級の孟麗麗が優勝し、銀1、銅1を獲得。2002・03年世界選手権でもメダルを獲得し、2004年アテネ・オリンピックで72kg級の王旭が優勝し、女子採用最初の大会で金メダルを取った。

 その後も世界チャンピオンやアジア・チャンピオンを輩出し、2008年北京オリンピックの72kg級で王嬌が優勝。 同級の2大会連続優勝を達成した。ワールドカップでは 2007~11年に5年連続で優勝。総合力の強さを示した。

 2012年ロンドン・オリンピックでは金メダルの伝統を続けることはできなかったが、63kg級で景瑞雪が銀メダル獲 得。同年の世界女子選手権では金1、銀1、銅4を取って 国別対抗得点で初優勝。翌2013年のワールドカップでは2年ぶりに女王の座を奪還し、世界選手権では51kg級のスン・ヤナンと72kg級のチャン・フェングリウが優勝。世界トップ・レベルを維持している。

 昨年からはブルガリアの名伯楽シメオン・ステレフ氏(世界V5のスタンカ・ズラテバのコーチ)を招へいして強化に当たらせている。今大会はオリンピックのメダリスト(スン・ヤナン=50kg級)を含めてベストメンバーと思われる。日本が最も警戒せねばならない相手だろう。


エントリー選手

※カッコ内は年齢。最終エントリーは16日のため、階級は本ホームページの予想です。

50kg級 Zhu, Jiang(22)=2017年U-23世界選手権48kg級3位
 〃  Sun, Yanan(25)=2016年リオデジャネイロ・オリンピック48kg級3イ
53kg級 Ouyang, Junling(22)=2017年ワールドカップ出場
 〃  Liu, Yuijiao(23)=2018年ヤリギン国際大会5位
55kg級 Zhang, Qi(19)=2017年U-23世界選手権53kg級2位
 〃  Xie, Mengyu(23)=2018年ヤリギン国際大会55kg級2位
57kg級 Pei, Xingru(19)=2017年アジア選手権優勝
 〃  Yang Nan(20)
59kg級 Rong, Ningning(20)=2018年アジア選手権優勝
 〃  Li, Qian(23)=2017年ワールドカップ出場
62kg級 Bao, Ling Ling(23 )=2017年モンゴル・オープン63kg級2位
 〃  Luo, Xiaojuan(24)=2018年アジア選手権62kg級2位
65kg級 Tang, Chuying(23)=2018年ヤリギン国際大会優勝
68kg級 Xu, Rui(22)=2018年ヤリギン国際大会3位
 〃  Zhou, Feng(254)=2018年アジア選手権優勝
72kg級 Han, Yue(20)=2018年アジア選手権4位
 〃  Wang, Juan(22)=2018年ヤリギン国際大会優勝
 〃  Yan, Chuchu(20)=2017年アジア・ジュニア選手権72kg級2位
76kg級 Zhou, Qian(29)=2018年アジア選手権優勝
 〃  Paliha, Paliha(21)=2017年アジア・インドア&マーシャルアーツ大会優勝







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